アントネリ、フェルスタッペンとの接触で次戦グリッド降格ペナルティ

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メルセデスの若手ドライバー、キミ・アントネリが、オーストリアGPでマックス・フェルスタッペンとの接触事故を起こしたことにより、次戦イギリスGP、シルバーストーンでの決勝レースで3グリッド降格ペナルティを科されることが決定した。
事故は、オーストリアGPの決勝スタート直後のターン3で発生した。アントネリは同コーナーのブレーキングエリアで車両のコントロールを失い、フェルスタッペンが駆るレッドブルの後部に追突した。スチュワードは事故の責任がアントネリにあると判断し、3グリッド降格ペナルティに加えて、スーパーライセンスに2ペナルティポイントを加算すると発表した。
このトラブルは、カナダGPでの表彰台獲得にも関わらず、アントネリにとって逆風となっている。メルセデスの期待を背負うアントネリは、巻き返しが求められるシルバーストーンでのレースをプレッシャーの中で迎えることになる。
スチュワードは今回の判定について次のように説明している。「アントネリはターン3で後輪をロックさせ、1番車と接触した。ヒアリングにおいて、ドライバーは通常のブレーキングポイントで後輪をロックしてしまったミスを認めたが、前方の30番車との接触を回避する必要があり、短時間ブレーキを緩めたと説明した。この回避動作により、車両のグリップが低下し、結果としてフェルスタッペンとの接触を避けるための十分な減速ができなくなった。従って、この場合、初戦での事故判定に採用されるより寛大なアプローチは適用されなかった。しかし、スチュワードはこの事故がコーナーへの無謀な突入の試みではなく、車輪ロック後の回避動作の結果であることも認識している。ドライバーはレースを継続できなかった。次戦のスタートグリッドにペナルティが適用される。」
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