【アストンマーティンF1】フェルナンド・アロンソが考える、トップ5入りを目指すランス・ストロールに今必要なこと

カナダGPにて、2位で表彰台入りを果たしたアストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソ。チームメイトであるランス・ストロールのカナダGPにおけるパフォーマンスを“並外れて優れていた”と評価した。今回16番手でスタートし、9位まで追い上げたストロール、一緒に彼が表彰台に立つ為に必要なことについてアロンソは語った。

手首に負傷を抱えて今シーズンをスタートさせたストロールは、現在37ポイント獲得、そしてオーストラリアGPにおける4番手でのフィニッシュがベストとなっている。一方、大先輩であるアロンソは今シーズン既に6回の表彰台入り、そして117ポイントを記録している。

以下では、ストロールについて語ったアロンソのインタビュー内容を紹介する。

Fernando Alonso, Lance Stroll

「ランスに初めてあったのは2012年、ここモントリオールで行われたフェラーリのイベントだった。当時彼はまだアカデミーのドライバーだったよ。」「今シーズンの序盤でわかったように、彼はスピードもコミットメントもある。怪我をした腕でレースをするなんて、相当のパッションがないとできないことだ。」と彼のパフォーマンスとメンタリティを評価。

2017年のアゼルバイジャンGPでは歴代2番目の若さで表彰台入りしたランス、その後2回の表彰台入りと、2020年のトルコGPでは困難な状況の中ポールポジションを獲得を経験している。

アロンソは続けて、「ランスの輝いている姿をこの数年間で僕らは目にしてきたと思う。雨の降る予選でも、レースでも、スタートでも、ファーストラップのパフォーマンスでも、彼の才能は並外れて優れていた。」と、ストロールの活躍ぶりを振り返った。

ストロールがこのスポーツにおいてスターになるためにはどんな改善が必要か?という質問を投げかけられたアロンソ。

「彼に今一番大切なことは、週末そして次の週末に向けての安定した一貫性だと思う。毎回トップ5に入るという安定性を持って、毎週末のレースをこなしていけば、シーズンの最後には目に見えてポイントが獲得できているだろう」「彼ほどのモチベーションとコミットメント、そして今アストンマーティン築き上げているチームのサポートがあれば、大成功するのは時間の問題だ。」とストロールに対してとても肯定的なコメントをした。

現在、コンストラクターズ・ランキングで3位に位置するアストンマーティン、経験豊富なアロンソ、そして可能性に満ち溢れたストロールの今後の活躍にも注目していきたい。

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