アルピーヌ、コラピントとの契約を2026年シーズンまで延長

控えめなルーキーシーズンを過ごしたフランコ・コラピントだが、アルピーヌは2026年シーズンも同選手がチームに残ることを正式に発表した。発表日の11月7日には、象徴的な意味が込められている。2025年11月7日の数字を合計すると43となり、これはコラピントのレーシングナンバーと一致する。

22歳のコラピントは、ピエール・ガスリーとともにアルピーヌの現在のドライバーラインナップを維持する。この契約延長は、ラテンアメリカの電子商取引企業であるメルカド・リブレからの強力な支援も背景にある。同社関係者は、メキシコGPの週末に契約更新の可能性を示唆していた。

ブリアトーレの支持

アルピーヌのスペシャルアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレ氏は、コラピントへの信頼の理由を説明した。

「フランコのこれまでのF1での歩みを見守ってきたが、彼にはトップドライバーへ成長するための資質と可能性があると常に信じてきた。2026年もともに戦う決断は、フランコの成長に対する我々のコミットメントとサポートの明確なメッセージだ」

今年アルピーヌのマネジメント職に復帰したブリアトーレ氏は、困難なシーズンで両ドライバーが直面した課題も認めた。

「チーム全体にとって厳しい年だった。このような状況下でいいパフォーマンスを発揮するのは容易ではない。しかし、フランコもピエールも、来年に向けてチームを強い位置に置くために最善を尽くしてくれた。経験、スピード、才能が揃ったこのペアなら、2026年にチームを前進させ、ファンに喜んでもらえるパフォーマンスを届けられるだろう」

コラピントの感謝

現在ドライバーズランキング20位のコラピントは、アルピーヌが示してくれた信頼に感謝の意を表した。

「フラビオやチーム全体が私を信じてくれたことに、とても感謝している。F1デビューから、この環境で自分の居場所を確保することが、どれほど大きな挑戦になるかわかっていた。長く困難な道のりだったが、ピエールとともにこのチームでレースを続けられることを誇りに思う。ピエールは素晴らしいチームメイトであり、常に学ばせてもらっている」

ブラジルGPを前に発表された今回の契約延長は、ブエノスアイレス出身の彼にとって特別な意味を持つ。

「ここブラジルでこの発表ができることは特別だ。母国にとても近く、いつも素晴らしいサポートを感じている。ファンからのエネルギーこそ、私たちがレースをする理由。来年、F1が新時代に入る中、応援してくれるすべての人に笑顔と祝福の理由を届けられたらと願っている。バモス、アルピーヌ！」

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