【アメリカGP】アロンソ、リタイヤに悔しさを滲ませつつも「素晴らしいレースが出来た」
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、アメリカGPでピットレーンスタートから見事なリカバリードライブを見せたが、メカニカルトラブルによってリタイヤとなってしまった。
アロンソとチームメイトのランス・ストロールは金曜日の予選をQ1で敗退。アロンソがQ1を突破できなかったのは今シーズン初めてのことだ。
チームはグランプリ前に2台のマシンのセットアップを変更することを選択し、アロンソとストロールはピットレーンからスタートしたが、レースが始まるにつれて順位を上げていった。33周目にはそれぞれ10番手と11番手を走行してた。
しかし、最後の数周でアロンソがわずかに後退、ピットインを余儀なくされ、そのままリタイアとなった。2度のワールドチャンピオンに輝いた経験を持つアロンソは、悔しさをにじませつつも、問題が発生する前に前進できたことをポジティブにとらえ、次のメキシコGPに向けてチームが良いポジションにつけることを期待していた。
「今日はアストンマーティンで素晴らしいレースが出来た。」
「ピットレーンからスタートし、最終スティントでは8番手、9番手を目標にしていた。」
「スプリントとレースの間には多くのテストを行ったし、2台でコンフィギュレーションを分けた。」
リタイアの理由について尋ねられたアロンソは「まだ調査中だけど、フロアの下かリアサスペンションか何かが原因だと思う。ここは路面がバンピーで、縁石がとてもアグレッシブなんだ。」
「最初はサスペンションに何かを感じた。だから、安全に走れる状態ではなかった。ピットレーンからスタートして、ポイント圏内の8位くらいにつけていたのに……。」と語った。
一方でストロールは9位でゴールし、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが失格となったため7位に繰り上がり、ポイント獲得でレースを終えた。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズでの予選の苦戦を考えると、日曜日のアストンマーティンのパフォーマンスに驚いたかどうかについて、ストロールは 「ピットレーンからスタートしたわけだし、今日はポジティブな結果だよ。ポイント獲得が出来て良かった。」とコメントした。
ストロールはレコノサンスラップ後にピットに戻らずスターティンググリッドにマシンを停めてしまうという、ちょっと変わったアクシデントがあった。スチュワードが調査した結果、このアクシデントに対してこれ以上の処置は必要ないという裁定が下された。
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