ボルトレートが異論「フェルスタッペンは“最悪のチームメイト”ではない」
「レッドブルのマックス・フェルスタッペンのチームメイトになるのは、F1で最も過酷な仕事だ」。そんな言葉を耳にすることは少なくない。しかし、ブラジル出身の若手ドライバー、ガブリエル・ボルトレートは、その評価に異を唱えている。
確かに、フェルスタッペンの隣で走るということは、グリッド屈指の実力者と常に直接比較される立場に置かれることを意味する。これまでにも、その重圧に耐えきれず苦しんできたドライバーは少なくない。最近では、元レッドブルのセルジオ・ペレスがポッドキャスト『Cast』で在籍した4年間を振り返り、「F1で最悪の仕事だった」と語り、話題を呼んだ。
こうした見方は、元F1ドライバーで現在は解説者として知られるマーティン・ブランドルら専門家の意見とも重なる。ただし、ボルトレートはフェルスタッペンを別の角度から評価している。

昨年のインタビューで、ボルトレートは「もしかしたら、いつかマックスがアウディに来るかもしれない」と前置きしたうえで、「僕たちは友人としてとてもいい関係で、一緒にうまく仕事ができているし、彼は本当に多くのことを助けてくれる」と語った。さらに、「だからこそ、彼はいいチームメイトにもなり得ると思う。彼は全員をひとつにまとめる力を持っている。4度の世界タイトルは、決して偶然ではない」と続けている。
また、「彼が加わった当初、そのチームはまだ世界王者を獲ったことがなかった。それを仲間とともに作り上げ、勝てるチームへと変えていった。だから、彼と一緒に仕事をすることが悪いことだとは思わない」と、フェルスタッペンの影響力を高く評価した。
そして、「あくまで彼がアウディに来た場合の話だけどね。僕自身は、今のチームとこのプロジェクトにとても満足している」と付け加えた。
“チームメイト泣かせ”として語られることの多いマックス・フェルスタッペン。しかし、若手世代の中には、その圧倒的な強さを脅威ではなく、ともに成長できる存在として捉える声もあるようだ。
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