新スタート方式、チーム代表たちの見解
2026年から導入される新しいスタート方式では、ドライバーによって加速に差が生じることから、安全面への懸念が高まっている。FIA(国際自動車連盟)はこれを受けて手順を試験的に変更したが、チーム代表たちの受け止め方はさまざまだ。
新世代マシンのスタートは危険すぎるのか? この問いが浮上したきっかけは、バーレーンテスト中にフランコ・コラピントがスタート練習で1コーナーにマシンを止めてしまったことだった。新方式では素早い発進に必要な過給圧を確保するため、ドライバーが数秒間アクセルを踏み続けなければならない。この操作がうまくいかなければ、出遅れたり、アンチストールモードが作動したりするリスクがある。
「これは安全性の問題だ」と警鐘を鳴らすのは、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表だ。「競争よりも重要なテーマがある。スターティンググリッドでの安全性を高めるための調整は、当然やるべきことだ」と語る。
FIAはこれに応じ、第2回バーレーンテストから手順を変更した。通常の赤いスタートシグナルが点灯する前に、5秒間の青い警告灯を点灯させる措置を導入。これにより、ドライバーはスタート準備に充てる時間を多く確保できるようになった。
ただし、ステラ氏は手放しで歓迎しているわけではない。「それでも、スタートパフォーマンスには依然として差がある」と彼は指摘する。
一方、ハースの小松礼雄代表は異なる見解を示す。「スタート練習を見ると、5秒の警告が非常に良く機能していることがわかる。参加したドライバーたちは、まずまずのスタートを切っていた。この5秒がなければ安全上のリスクが生じる可能性があるという点では、アンドレアと同意見だ。ただ、この5秒が確保されている限り、その点についてリスクは全くないと思っている」と語った。
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