【マイアミGP予選】ノリス4位「ライバルたちがひどい仕事をしていただけ」―デプロイメントトラブルと路面変化が誤算に
2026年F1マイアミGPのスプリントで1-2フィニッシュを飾ったマクラーレンだったが、本戦予選では一転して苦戦を強いられた。世界王者ランド・ノリスは4位、オスカー・ピアストリは7位と、スプリントの勢いは影を潜めた。
スプリントの「魔法」が予選で解ける
スプリント制覇直後、マクラーレンは予選でも優勝候補と目されていた。しかしふたを開けてみれば、アントネッリ・フェルスタッペン・ルクレールの後方にノリスが続く4番グリッド。ピアストリはさらに後方の7番手に沈んだ。
ノリスはこの落差を、独特の表現でこう説明した。
「僕たちは良い仕事をした。むしろ、金曜日に他のチームが本当にひどい仕事をしていただけで、彼らが今日ようやく本来あるべき姿に戻ったということだよ。文句は言えないね」
デプロイメントトラブルが最後のアタックを台無しに
予選での苦戦には複数の要因が重なった。中でも最も痛かったのが、電気エネルギー系のトラブルだ。
「予選では電気エネルギーの問題を抱えていた。最後のラップ、なぜかバッテリーがフル充電の状態ではなかったんだ。その理由は分からないけれど、その時点で勝負はついていたよ」
風・路面・気温―コンディションの変化も誤算
トラブルに加え、時間帯による環境変化もマクラーレンのマシン特性に影響を与えた。「風と気温の上昇で、予選でのマシンは間違いなく扱いづらくなっていた。スプリントの時ほどマシンが機能しなかったのかもしれないし、なぜか少し苦戦してしまった」
路面状況についても、サポートレースの影響でコンディションが大きく変化していたという。「この時間帯は気温が上がり、風向きも変わる。同時にサポートレースの影響でアスファルトにゴムが乗り、昨日走っていたラインが今日は通れなくなっていた」
「いるべき場所にいる」―冷静に現状を受け入れる
ノリスはセッティング変更ではなく、状況の変化とライバルの本領発揮が順位差の本質だと分析した。
「セッティングを変えたわけじゃない。単に状況が少し変わり、ライバルたちがようやく本領を発揮しただけだ。僕たちは今、いるべき場所にいるんだと思う」
そして最後に、前向きな言葉で締めくくった。「トップから何マイルも離されているわけではない。ただ、相手が改善し、僕たちが少し苦しんだということだ」
4番グリッドからの日曜決勝でノリスがどこまで巻き返せるか。雨予報も絡み、マイアミGP決勝は波乱含みの展開が予想される。
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