ハミルトン「ホーナーが声をかけてきた」‐2024年レッドブルのシートについて自身からのアプローチを否定
メルセデスのルイス・ハミルトンは、今シーズン冒頭に来年のレッドブルでドライバーになることについてクリスチャン・ホーナーに話を持ち掛けたことを否定し、逆にチーム代表のほうから声をかけられたと述べた。
ハミルトンはメルセデスと2024年の契約を結ばずに今シーズンに臨んだため、多くのメディアで彼はメルセデスでの10年にわたる任期を終え、パドック内のライバルと契約するのではないかとの憶測を呼んだ。
しかし、ハミルトンが9月にメルセデスと2年間の契約延長を結んだことが発表され、その話題は落ち着いた。
しかし今週、クリスチャン・ホーナーが、ハミルトンの代理人から彼が2024年にレッドブルでドライブする可能性について連絡を受けたと主張する報道が浮上した。以前には7度の世界チャンピオンであるハミルトンがフェラーリと話し合ったとの報道もあったが、ハミルトンは今年初めにそれを否定していた。
今週末のアブダビでのシーズン最終戦に先立って、ハミルトンはホーナーのコメントについて尋ねられ、こう答えた。
「クリスチャンにはアプローチしていない。自分はもう何年もクリスチャンと話をしていないし、それはチーム全員も同じだ。」
「みんなに確認したが、チームの誰も彼に連絡を取っていなかった。しかし、彼はシーズンの終わりに会わないかと私に連絡を取ってきた。」
「その連絡に僕はこんな感じで返したんだ。『お元気ですか。幸運を祈ります。これまでの素晴らしいシーズンおめでとうございます。近い将来、皆さんと戦うことできることを願っています。』」
そして今ハミルトンは、メルセデスがコンストラクターズチャンピオンシップで2位を争うフェラーリとの熾烈な競争に直面するサーキットに意識を向けている。フェラーリに対するリードは現在わずか4ポイントで、ハミルトンは、ランキング2位を獲得するには自分とチームには仕事が山積みであるとしている。
「僕らが今までいたポジション、余裕のある立場であればよかったのにと思う。」とハミルトンは語った。
「でも、今週末はさらに努力しなければならないと思うし、僕は間違いなくこのバトルに興奮している。自分たちがどこまでやれるかは分からないし、フェラーリはここで非常に速いことが多いけど、僕はまだ諦めてはいない。この週末に期待している。」
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