ホーム » F1 ニュース » ブラウンCEO、ノリス&ピアストリの長期固定を明言フェルスタッペン側からの“打診”を一蹴。

ブラウンCEO、ノリス&ピアストリの長期固定を明言フェルスタッペン側からの“打診”を一蹴。

· · · · · ·
zak brown mcalren mclaren Austria gp

フェルスタッペンとレッドブルの現行契約は2028年末まで存在しているにも関わらず、昨年からパドックではマックス・フェルスタッペンがレドブルを離れようとしているのではないかという噂が出ている。しかし、その契約書に極めて具体的な「離脱条項」が組み込まれていることは、もはやパドックの公然の秘密となっている。

F1界の常識として、シーズン中の特定の時期において、ドライバーが世界選手権の規定順位に達していない場合、契約を一方的に解除して離脱できる権利が存在する。パドックの推測では、フェルスタッペンが2027年もレッドブルに拘束される条件は、7月末のハンガリーGP(夏休み前)の時点で「ランキング2位以内」に位置していることだと言われている。

当然、フェルスタッペンの敏腕マネージャーであるレイモンド・フェルミューレン氏が、あらゆる可能性を想定して他チームの状況をリサーチするのはビジネス上の義務だ。そして今回、その視線がマクラーレンへと向けられたという噂がパドックを揺るがした。

これまで「フェルスタッペンはメルセデスへ行く」という持論を何ヶ月も展開してきたマクラーレンCEOのザク・ブラウン氏が、今度は自チームが当事者となったこの噂に対し、イギリスGPのプロモーションの一環で出演した複数のラジオ番組で一刀両断の回答を示した。

「我々のシートは埋まっている」ラジオ局で語った冷徹な現実

ブラウンCEOは、Radio Xの『クリス・モイルズ・ショー』に出演した際、フェルスタッペン獲得の意思について問われ、現行のドライバーラインナップへの絶対的な忠誠を口にした。

「我々にはランド(ノリス)とオスカー(ピアストリ)という、2人の素晴らしいレーシングドライバーがいる。そして、彼らがこの先も非常に、非常に長い間、マクラーレンのマシンに乗り続ける姿を君たちは目にすることになるだろう」

さらに、別番組の『ハート・ブレックファスト』でも同様の質問を突きつけられたブラウンCEOは、チームが今やグリッドで最も魅力的な存在であることを認めつつも、体制変更の可能性を完全に否定した。

「電話はよく鳴るが、我々の計画は変わらない」

「マクラーレンは現在、最も勢いのあるチームであり、2人のファンタスティックなドライバーを擁している。だから、今のラインナップを変更する意図は一切ない。

もちろん、我々のマシンに関心を持ってもらえるのは光栄なことだ。実際、私の携帯電話は頻繁に鳴っているよ。マックス・フェルスタッペンがとてつもない才能の持ち主であることは、誰も疑いようがない事実だからね。

最終的に彼がどのような決断を下すのかは私には分からない。しかし、我々自身の計画がどうであるかは100%理解している。マクラーレンは、今いるメンバーと共にこれからも前進し続ける。

F1のパドックにいる以上、ドライバー市場が今どのように動いているかを常に把握しておくべきなのは間違いない。しかし、現在の我々は『市場に参入していない』んだ。ランドとオスカーは昨年、我々に14回もの勝利をもたらしてくれた。私は次の14勝を楽しみにしている」

義理堅い王者が選ぶ道と、マクラーレンの自信

スポーツ的な観点から見れば、「2027年にどのチームがレッドブルよりも明確に優れたパッケージを用意できるか」という問いに確答を出せる者は誰もいない。さらに、フェルスタッペンは本来、極めて義理堅く、困難に直面したからといって「最も抵抗の少ない楽な道」を選んで逃げ出すようなキャラクターではない。

ザク・ブラウンCEOのコメントは、単なる噂の否定に留まらず、王者を魅了するほどに成長したマクラーレンというチームの絶対的な自信の現れでもある。ドライバー市場がどれほど狂乱しようとも、マクラーレンのガレージにフェルスタッペンの席が用意されることは当面なさそうだ。

【関連記事

類似投稿