ホンダ新PUが予定より早くテストへ——アロンソのAMR26でジャック・クロフォードが走行
ホンダが公式に確認していたのは、ザントフォールトGPのレース週末に改良型エンジンを投入するというスケジュールだった。しかし実際はより早く動いた。
アストンマーティンはハンガリーGP後もハンガロリングに残り、撮影日を実施した。そのマシンのリアに搭載されていたのは改良型のホンダパワーユニットだ。ステアリングを握ったのはアメリカ人リザーブドライバーのジャック・クロフォードだった。
ADUOが開発加速を可能にした

今回の早期テストを可能にしたのはADUO(追加開発・アップグレード機会)という制度だ。内燃機関において少なくとも2%以上の性能遅れがあるエンジンメーカーに対して、シーズン中の追加開発の余地を与える仕組みである。FIAがこの規則を改定した経緯と、ホンダに認められた追加開発費1,100万ドルと230時間の追加テスト時間という中身については別稿で詳しく解説している。パドックではホンダが最初のパワーユニットで6〜8%の遅れを抱えていたと伝えられている。
6月にHRCチーフエンジニアの折原伸太郎は語っていた。「詳細をお伝えすることはできません。今は夏を通じてエンジン性能をさらに開発することに集中しています。燃焼の最適化と摩擦損失の低減によるパワー向上に取り組んでいます」
ザントフォールトはバリデーション

ハンガリーでの撮影日走行によって、ホンダはザントフォールトでのレースデビュー前に改良型パワーユニットの初期データを取得できた。ザントフォールトはもはやファーストルックではなく、バリデーションのイベントとして臨める。それは大きな戦略的優位だ。シャシーのBスペックがハンガリーで証明され、パワーユニットの改良版が夏休み前に密かにテストを終えた。アストンマーティン・ホンダの復活プロジェクトは確実に動いている。ザントフォールト以降の開発の進捗は、ホンダF1・アストンマーティンPU最新情報で随時更新している。
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