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フェラーリ、モンツァで1996年シューマッハ仕様に—伝説のF310カラーを30年ぶり再現

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1996 Ferrari F310 Michael Schumacher

2026年F1第13戦イタリアGPの舞台モンツァで、フェラーリのルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのマシンは、30年前にミハエル・シューマッハが駆った当時と同じカラーリングで登場する。

1996年型F310を再現、黒いウイングと金色のホイール

つまり、1996年型フェラーリF310と同様、比較的明るい赤をベースに、黒いウイングと金色のホイールを組み合わせたデザインとなる。シューマッハはフェラーリ移籍1年目となったこの年、スペイン、ベルギー、イタリアの各グランプリで優勝を飾った。

フェラーリの様々な「赤」

フェラーリにとって、赤は決して一つの赤ではない。その最たる例が2020年のムジェロGPだ。F1通算1000戦目という節目のレースに、フェラーリは驚くほど濃い赤で登場し、一部のファンの中では「バーガンディーではないか」と話題になった。

その正体は「ロッソ・バルケッタ」と呼ばれる色調で、1940年代後半に125Sをはじめとする数々のバルケッタ・モデルに使われていた赤だった。実は、モナコで行われたF1世界選手権デビュー戦でも、フェラーリはこの赤で登場していた。もっとも1950年シーズンの途中で、フェラーリはやや明るめの赤へと軌道修正している。

2024年のマイアミGPでは、フェラーリはウイングやヘイロー、ミラー、カウル、ホイールに青のアクセントを効かせ、ファンを驚かせた。この青のポイントは、フェラーリがかつて使っていた2つの青、明るい「アズーロ・ラ・プラタ」と、より濃い「アズーロ・ディノ」で構成されていた。アズーロ・ラ・プラタは、1950年代にアルベルト・アスカリがまとっていた色調だ。一方のアズーロ・ディノは、70年代にクレイ・レガツォーニやニキ・ラウダ、そして多くのメカニックたちが身にまとっていた色だった。

ル・マン優勝と創業75周年の記念カラー

2023年のモンツァも良い例だ。フェラーリは同年6月、50年ぶりにワークス体制でル・マン24時間レースに復帰。有言実行とばかりに、1965年以来となる10度目の総合優勝を、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ、アレッサンドロ・ピエル・グイディの3人がフェラーリ499Pハイパーカーで成し遂げた。

この快挙を記念し、フェラーリのF1チームは9月のホームレース、モンツァで当時のチームドライバー、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツのマシンに特別カラーを施して登場した。すでに2022年にも、両ドライバーのマシンには数多くの黄色い意匠が施されていた。これは創業75周年を機に、本拠地モデナへの感謝を表したものだ。黄色はモデナの色であり、世界的に知られるフェラーリのエンブレムの背景色としても使われている。

アメリカ大陸での一風変わったフェラーリの登場も、今に始まったことではない。2023年末のラスベガスでは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツが、過去のフェラーリのデザインを踏まえた赤と白のカラーリングで走った。

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