ハミルトン、プラクティスを振り返り「最悪のセッションだった」
メルセデスのルイス・ハミルトンはオーストラリアGPのFP2で18番手にとどまった後、率直な感想を述べた。
そして、これまでW15のステアリングを握ってきた中で「最も自信がない」と認めた。
ハミルトンはメルボルンの週末を迎え、メルセデスのW15のポテンシャルについて語った。
FP1では9番手と健闘したものの、FP2ではセットアップの試行錯誤から順位を落とし、ケビン・マグヌッセンとアレックス・アルボンの前にとどまった。
特に2回目の走りを振り返り、ハミルトンは次のように語った。
「気分は良くないよ。最悪のセッションだった。」
「FP1は全体的にかなりいい感じだった。これまでで最高の感触だったかもしれない。でもその後はどんどん悪くなっていった。」
この週末に向けて励みになる要素はあるかと尋ねられたハミルトンは、
「あのセッションの後では、このクルマに関してこれまでで一番自信がない。でもFP1からのポジティブでものもある。」
一方、メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフは、セッションの間にハミルトンのマシンのセットアップをどの程度変更したかを明かし、事前に計画していた試行錯誤が思い通りにいかなかったことを認めた。
「試行錯誤したが、パフォーマンスを引き出すことはできなかった」とヴォルフは語った。
「2回目のセッションではルイスに対して本当に劇的なセットアップ変更を行ったと思う。これが裏目に出てしまった。でも、これがセッションを行う理由だ。」
メルセデスはまだF1の最新ルールであるグラウンドエフェクトを使いこなせておらず、2シーズンでわずか1勝しか挙げていない。
「悔しい思いをしていないと言ったら、それは嘘になる。あらゆる方向から多くのことを試みているが、正しい方向に導いてくれる特効薬のようなものはまだ見つかっていないようだ。」
「トライし続けなければならない。このクルマでのパフォーマンスは以前にも見ているし、このレギュレーションだから我々がダメだったとは言いたくない。」
チームメイトのジョージ・ラッセルはFP1で3番手、FP2で6番手と順調な走りを見せた。
「最後のラップではコンマ2、3秒の差があったと思う。」とラッセルは語った。
「ターン12を出たところでフロントウイングを破損してしまい、最後の2つのコーナーでコースアウトしてしまった。そこでラップタイムを落としてしまったんだ。」
「でも、FP1とFP2ではいつも強い走りを見せてきたし、このC5タイヤ、ソフトタイヤはとても難しいんだ。ポテンシャルはあるはずだが、そのスイートスポットを見つけるのが難しい。」
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