ホーナー、角田とローソンの差はごく僅かだったと語る
クリスチャン・ホーナーは、2025年シーズンに向けたレッドブルのラインナップとして、セルジオ・ペレスに代わってリアム・ローソンを起用するという決定についてコメントした。この選択により、角田裕毅のトップチーム昇格の可能性は事実上閉ざされてしまった。
角田裕毅、アブダビテストで好パフォーマンスを見せるも…
F1で4シーズンの経験を積んだ日本人ドライバー角田裕毅は、アブダビでのポストシーズンテストで優れたパフォーマンスを披露した。角田自身も、RB20を操った感触とテストでの走行内容に満足感を示していた。しかし、この結果だけではレッドブルの2025年シートを確保するには至らなかった。
オーストリアの企業であるレッドブルは、22歳のニュージーランド人ドライバー、リアム・ローソンを「将来を担う逸材」と評価し、彼をマックス・フェルスタッペンの次期チームメイトとして選んだ。
ホーナーの見解「二人の差はごくわずかだった」
クリスチャン・ホーナーはESPNのインタビューで、「選択肢は限られていた」とした上で、次のように述べた。
「裕毅(角田)とリアム(ローソン)の差は非常に小さかった。裕毅はとても速いドライバーで、現在までに3、4シーズンの経験を積んでいる。彼はアブダビでのタイヤテストでも素晴らしい仕事をし、エンジニアたちを感心させた」
ホーナーのコメントは、角田の成長と努力を評価しつつも、最終的にはチームの将来性を考慮した結果、ローソンに軍配が上がったことを示している。
空席を埋める新星、アイザック・ハジャーの可能性
セルジオ・ペレスの退団とリアム・ローソンの昇格に伴い、レッドブルの姉妹チームVisa Cash App RBのシートが1つ空席となっている。このポジションを埋める最有力候補として挙げられているのが、フランス人ドライバーのアイザック・ハジャーだ。
ハジャーは2024年シーズン、F2でカンポス・レーシングとともに素晴らしい成績を収め、シリーズ2位という結果を残した。この実績により、彼は2025年のF1デビューに向けて注目される存在となっている。
注目の若手ドライバーたちの活躍と、F1の未来を占う動向にこれからも目が離せない!
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