ヒュルケンベルグ、アウディ移籍にザイドルが重要な役割を果たしたと語る
ニコ・ヒュルケンベルグは、近い将来アウディのワークスチームを率いるザウバー・モータースポーツの現CEOであるアンドレアス・ザイドルの存在が、2025年シーズンからのアウディ移籍の鍵となったと認めた。
数日前に正式発表されたように、ニコ・ヒュルケンベルグは今シーズン終了時にハースを離れ、来年ザウバー(現キック・ザウバー)に移籍し、2026年からアウディのドライバーとしてデビューする。
そこでは、ヒュルケンベルグはアンドレアス・ザイドルと再会する。
二人は過去にポルシェの耐久レースプログラムで一緒に仕事をし、2015年のル・マン24時間レースで優勝を果たしている。
アウディ移籍の決断におけるザイドルの影響について問われたヒュルケンベルグは次のように述べた。
「彼は決定的な要因だった。彼はアウディの上層部の意思決定者の一人であり、重要な人物の一人だ」
「もちろん、彼を通じて話が進んだ。彼はとても率直で、僕に対していつも率直だ。2020年のシーズン開幕前のことを思い出すが、当時僕は何をしたいのかわからなかった(2019年末のルノー離脱後)」
「彼に電話をかけた。当時彼はマクラーレンにいたんだ。僕は彼に『僕にチャンスはあるだろうか』と尋ねたんだ。すると彼は『いや、期待するな。そんなことは起こらない』と答えた」
「今回(アウディ・プロジェクトでは)、状況は大きく異なる。彼は僕と契約し、僕を獲得することに非常に熱心だった」
2019年末にルノーを離れた後、長期間のブランクを経て、ニコ・ヒュルケンベルグは2023年にハースからレギュラードライバーとして復帰するチャンスを得た。
現在、ヒュルケンベルグはアウディで新たな一歩を踏み出そうとしているが、これは彼自身の努力の賜物だという。
「僕は幸せ者だ。これは僕とチームの優れた仕事に対する報酬だと思う。過去1年半の優れた仕事の結果だ」とヒュルケンベルグは付け加えた。
「復帰してから、もちろんいくつかミスもあったが、全体的なパフォーマンスは良かったと感じている。そのためにどれだけ努力し、投資してきたかも僕は知っている。今は良い精神状態で、復帰してからは2019年シーズン終了時に比べて幸せだ」
「僕はそのすべてを受け入れ、おそらくより意識的に生きている。良い日も悪い日も、より楽しめているよ」
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