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【日本GP FP1レポート】ラッセル最速、メルセデスがワンツー発進 アストンマーティンは苦戦

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aston martin 日本GP FP1レポート

日本GPのフリー走行1回目(FP1)は、メルセデス勢が主導権を握る形でスタートした。一方で、各所でトラブルや接触が発生し、慌ただしく波乱含みのセッションとなった。

ノリス、ピットで足止め

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マクラーレンのランド・ノリス

セッション序盤、まず目についたのはピットでのトラブルだった。ランド・ノリスはインスタレーションラップを1周したのみでマシンを止め、その後はガレージでの作業が続いた。エアロレーキの取り外しに加え、何らかの不具合が発生していた可能性もある。

また、ウィリアムズのアレックス・アルボンは、フロービズ塗料を用いたデータ収集を行いながら周回。しかしその後、グラベルに飛び出すミスを喫し、あわやバリア接触という場面もあった。なんとかコースに復帰したものの、マシンチェックのためピットへ戻ることになった。

序盤のタイム争いでは、フェラーリのシャルル・ルクレールが一時トップに立つ。ハードタイヤ勢による僅差での争いの中、ジョージ・ラッセル、キミ・アントネッリがこれに続いた。

その後、メルセデスがいち早くソフトタイヤを投入。ラッセルが1分31秒755を記録してトップに浮上すると、アントネッリもアタックを行うが、小さなロックアップの影響で0.277秒差の2番手にとどまった。

しかし、周回を重ねる中でアントネッリはタイムを更新し、最終的にはその差をわずか0.026秒まで縮める接戦となった。

リンドブラッドが存在感を発揮

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レーシングブルズのアービッド・リンドブラッド

セッション中盤以降は、多くのチームが予選を見据えたアタックシミュレーションへ移行。マックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦しみ、トップから1秒以上遅れる展開となった。

その一方で、ルーキーのアービッド・リンドブラッドが存在感を発揮。中国での不運を払拭するかのようにトップ10圏内で安定した走りを見せ、チームメイトにも肉薄した。未経験のサーキットながら、“本物”の片鱗を早くも感じさせている。

終盤は接触と混乱

終盤に入ると、セッションはさらに荒れ模様となる。アルボンは再びトラブルに見舞われ、セルジオ・ペレスと接触。スピンを喫し、コース上にはデブリが散乱した。この一件は審議対象となっている。

トラフィックも増え、各車ともクリアラップの確保に苦戦。オスカー・ピアストリが立て続けにオーバーテイクを許し、「うまくいかなかった」と無線でこぼす場面も見られた。

そうした混乱の中でも、メルセデスの速さは際立っていた。ラッセルが最終的に1分31秒666でトップに立ち、アントネッリが0.026秒差で続くワンツーを達成。ノリスが3番手に入り、マクラーレン勢も上位に食い込んだ。

トップ10周辺にはコンマ1秒以内に多くのマシンがひしめく大接戦となり、明日の予選では熾烈なQ3争いが予想される。

アストンマーティン、再び苦戦

aston martin
アストンマーティン

アストンマーティンは再び厳しい滑り出しとなり、ランス・ストロールは21位、ジャック・クロフォードは22位に沈んだ。

それでも、ストロールは22周を走行し、ホームレースを迎えるホンダにとって貴重なデータを持ち帰っている。

チームアンバサダーのペドロ・デ・ラ・ロサは「現実を受け止め、問題を理解する必要がある。我々は戦う集団であり、巻き返す」とコメント。苦しい状況ながらも、長いシーズンを見据えた前向きな姿勢を強調した。

なお、フェルナンド・アロンソはFP2で復帰する予定となっている。

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