ストロール、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ開幕戦に電撃参戦
アストンマーティンのランス・ストロールが、4月11日・12日にフランスのポール・リカール・サーキットで行われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ開幕戦への参戦を発表した。
異色のチーム編成と参戦の経緯
ストロールはベルギーの有力チームであるコムトゥユー・レーシングの一員として、新型アストンマーティン・バンテージGT3をドライブする。チームメイトには、元F1ドライバーのロベルト・メリと、アストンマーティン・ドライバー・アカデミーに所属し今季F2に参戦するマリ・ボヤが名を連ねる。
今回の参戦は、日本GPでの会話がきっかけだった。ストロールとカルロス・サインツのチームに帯同していたメリが、レースのない4月の過ごし方について話し合う中で、GT参戦のアイデアが浮上。その場で出場を決意したという。
準備は異例のスピードで進められ、GTレースに精通するマックス・フェルスタッペンにも連絡を取り、助言を仰いだとされる。
拡大するF1ドライバーのGTレース進出
なお、フェルスタッペン本人は今回のレースには出場しないものの、チーム・フェルスタッペン・レーシングからメルセデス車両がエントリーしている。
フェルスタッペンは5月のニュルブルクリンク24時間レースへの初参戦を予定しており、メルセデスAMG GT3をドライブする見込みだ。
近年はF1ドライバーのGTカテゴリー進出が目立っており、こうした動きは今後さらに広がる可能性がある。
キャリアの転換点となるか
ストロールにとって本格的なGTシリーズ参戦は今回が初めてだが、耐久レースの経験は決して浅くない。F1デビュー前にはIMSAスポーツカー選手権でデイトナ24時間レースに2度出場し、2016年には総合5位を記録している。
一方フェルスタッペンについては、日本GPのメディアセッションでF1引退の可能性が取り沙汰されるなど、他カテゴリーへの関心も公になっている。
アストンマーティンで苦戦が続くストロールにとって、今回の挑戦は新たな選択肢を探る契機となるのか。現役F1ドライバーによる他カテゴリーへの参戦は、モータースポーツ界に新たな動きをもたらしそうだ。
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