ストロール、ストレートスピード不足に不満を漏らす
ランス・ストロールは、ストレートスピード不足に悩まされたアストンマーティンのステアリングを握り、日本GPで苦戦した。ストロールによると、その原因はマシンに搭載されたリアウイングにあるという。
日本GPの予選で16番グリッドからスタートしたランス・ストロールは、3人のライバル(リカルド、アルボン、周)のリタイアによって3つのポジションを上げた。さらにハースのケビン・マグヌッセンのオーバーテイクに成功し、2台のハースの間の12位でフィニッシュラインを越えた。
レース中、ストロールは、無線で次のように不満を爆発させていた。「信じられない程ストレートスピードがない。まるで別カテゴリーのようだ」
これは、数年前にマクラーレンに在籍していた際に同じサーキットで同様の発言をしたチームメイトのフェルナンド・アロンソのメッセージを思い出させる(有名なGP2エンジン発言)。
ストロールは、日本グランプリでのストレートスピード不足の大部分は、マシンのリアウイングが原因だと考えていた。「直線での速度が大幅に不足していた」と、ストロールはレース後に鈴鹿でメディアに語った。
「僕はターン6でオーバーテイクをしなければならなかった。メインストレートでDRSを使ってもオーバーテイクが出来なかったからだ。リアウイングが問題だと思う。だから、厳しいレース、厳しい週末だった」と彼は付け加えた。
「レースの終盤、裕毅(角田:10位フィニッシュ)に追いつけるかと思ったが、ソフトタイヤにはまったくグリップがなかった。ポイントを獲得できなかったのは残念だ。数週間後の中国グランプリでこれらの教訓を生かしたい」
日本グランプリ終了時点で、ランス・ストロールはシーズン開幕から獲得した9ポイントで、ドライバーズランキングを10位につけている。これは、チームメイトのフェルナンド・アロンソよりも15ポイント少ない。
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