ノリス、エンジン故障でオランダGPが終了し落胆

マクラーレンのランド・ノリスのオランダグランプリは日曜日、2位獲得に迫っていた矢先にメカニカルトラブルが襲い、無情な終わりを迎えた。
ノリスは、チャンピオンシップ争いでチームメイトのオスカー・ピアストリからわずか9ポイント差でザントフォールトに到着していた。しかし、ピアストリの優勝とノリスのリタイアにより、2人のマクラーレンドライバー間のポイント差は34ポイントまで広がってしまった。
週末はノリスにとって明るいスタートだった。3回のフリー走行すべてでトップタイムを記録していたからだ。しかし予選では、ピアストリにわずか0.012秒差で敗れ、オーストラリア人がポールポジションを獲得した。
スタートでノリスはオーバーテイクできず、一時的にマックス・フェルスタッペンに2位を奪われたものの、すぐに奪い返した。2位争いに挑戦する準備ができているように見えた時、突然彼のマシンが故障し、エンジンから煙が立ち上った。
落胆したノリスはトラック脇の芝生に座り込み、自分抜きで展開されるレースを見つめていた。「ただ厳しいレースだった」と彼は後に語った。「だから座り込みたくなったんだ」
彼はフラストレーションを認めながらも、故障は自分の手の及ばないものだったと主張した。「もちろん失望している」と彼は言った。「でも何もできることはなかった。明らかにフラストレーションが溜まったが、コントロール外のことだった。だから防ぐことはできなかった」
今シーズン残り9レースを残すなか、パドックの多くはザントフォールトをタイトル争いの分岐点、ピアストリにとっての「早期マッチポイント」と見ている。

それでもノリスは、より強い意気込みで応えることを誓った。「より攻撃的になり、より多くのリスクを取らなければならない」と彼は語った。一方ピアストリは、タイトル決定を宣言することに慎重だった。「チャンピオンシップはまだ終わっていない」とピアストリは言った。「それを確実にするには、まだいくつかのグランプリで勝利しなければならない」
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