ランド・ノリス、決意の言葉「準備はできている!」
ラスベガス・ストリップ・サーキットでのレースは、これまでランド・ノリスにとって思い通りの展開とはならなかった。しかし、それでもF1選手権ランキング首位の彼は、レースウィークエンド開始を前に戦いの宣言を発している。
統計を振り返ってみると、ラスベガスはランド・ノリスにとって最高の場所とは言えない。マクラーレン・チームに所属するランキング首位の彼は、ラスベガス・ストリップ・サーキットで初開催されたレースでは、長くコース上にいることができなかった。わずか3周目に路面の起伏が災いとなり、激しいクラッシュでリタイアを余儀なくされた。
昨年は多少改善された。ノリスは予選で6位を獲得し、決勝でも6位でゴールした。ただし、マックス・フェルスタッペンの後ろであり、それによってフェルスタッペンがイギリス人との タイトル争いでの勝利を祝うこととなった。そのため、直近のインテルラゴスでのレース後、ラスベガスでの勝利の可能性について尋ねられた際、ノリスの勢力関係に関する予測は慎重なものとなった。

それでも、11回のグランプリ優勝を誇る彼の期待は大きい。「次はラスベガスが控えており、F1マシンで伝説的なストリップを走るのはかなりクールな体験だ。今年最後となるアメリカのファンの皆さんに会えるのも楽しみだ」と26歳の彼は語る。
そしてノリスは強調する。「ウォーキングのF1ファクトリーで、今年最後の3レースに向けて本当に入念な準備をしてきた。メキシコとブラジルでの2つの力強いレースウィークエンドを経て、ラスベガスに向かう。そこで待ち受けるサーキットは、これまで我々にとってどちらかといえば挑戦的な場所だった」
しかし、ランキング首位の彼はそれに怯まない。それどころか、戦いの宣言さえ敢えてする。「これまで我々にとって最高の場所ではなかったからといって、最高のパフォーマンスを発揮するために全力を尽くさないということではない。本当に気分は良好で、やる気に満ちている。残りのレースで全てを出し切る準備はできている」
【関連記事】
