【ラスベガスGP】角田裕毅、決勝後のコメント「何とも言えない」
2025年F1ラスベガスGPのレースを14位で終えた、レッドブルの角田裕毅がレース後、日本語と英語で質疑応答を行った。
質疑応答の中では、度重なるチームのミスについても語った。
日本語セッション
Q.タイヤ内圧ミスを知った時の気持ちは?
A.「簡単に防げただけに、しかもかなりレベルの大きい衝撃的なミスだった。何とも言えない」
Q. メキース代表からの謝罪はどうだった?
A.予選直後に謝罪があった。今日(決勝日)のスタート前にもガレージでメキース代表とマルコ博士が来たが、声掛けは「別にいつも通り」だった
Q.決勝レースについては?
A.「ダウンフォースを削ったことが裏目に出て、セクター2がなかなか伸びなかった。
セーフティカーのタイミングもめちゃめちゃ悪かった。それが一番大きい。
最初のピットストップでハードタイヤに変えて最後まで走るのは難しかった。ポイント圏外だったので、何かしなくちゃいけなかった」
Q.レースペースはどうだった?
A「ミディアムは悪くなかったけど、特にダーティエアに入った時のペースがなかなか伸びなかった」
Q. メキシコ、ブラジルとミスが続いていますが?
「オースティンもだけどね」
Q.オースティンもですね。それに対してはどう思いますか?
「何とも言えないけど、FP3まではマックスと互角以上に戦えていた。それが一番の収穫で、それを見せられただけでもまだ悪くないかなって。
多分それ(相次ぐミス)はチームとして今まで長いことなかったことだし、チームも認めているので、その収穫をまた次に生かしていきたい」
英語セッション
Q.決勝レースについては?
A.「セーフティカーがピットインした直後に入ったので、理想的ではなかった。僕らが達成しようとしていたことに対して、セーフティカーが入って、複数の人たちがすぐに合流してきた。だから意味がなかった。
すべてが自分に不利に働いている感じがする。運とか、すべてが。「ラック(運)」という言葉は好きじゃないけど、今週末は本当に運が悪かった。
予選まで持っていたペースを使えなかったのは残念で、フラストレーションが溜まる。すべてが無駄になった」
Q.マシンバランスについては?
A.「いくつか変更を加えたけど、正しい方向だったかは分からない。正直、そうじゃなかったと思う。でも少なくともエンジンを変えたので、次のグランプリに向けて期待できる」
Q.セーフティカーがなければ違った?
A.「ポイント圏内に近づけたと思う。あれでめちゃくちゃ時間を失った。でも一番重要なのは、予選で20番手だったことで、あんなことは起こるべきじゃなかった」
Q.新しいエンジンについては?
A.「これから2レースに向けて、少しメリットになると思う。以前見ていたものより良くなると思う」
Q.タイヤ内圧ミスについてなぜこんな基本的なことが起きたのか?
A.「僕が知りたいよ。こんな基本的なことで、あまりにも範囲外だった。あれでは競争力を持つチャンスがなかった。避けられたことだったと思うし、少なくともセッション内で改善できたはずだ。見直す必要がある。文字通り、すべてを投げ捨ててしまった」
Q.相次ぐオペレーションミスについて
A. 少なくとも、FP1からFP3まで、すべてのセッションで、マックスと戦えていたことを何度も示せた。 セッション中、彼より良いタイムを記録することも何度もあった。だからポジティブに受け止めるべきだと思う。ペースは改善している」
「多分それ(相次ぐミス)はチームとして今まで長いことなかったことだし、チームも認めているので、その収穫をまた次に生かしていきたい」
「マックスの素晴らしいところは、予選でさらに別のレベルを持ってくることだけど、僕も今まで以上に自信があった。だから本当に残念だけど、ポジティブな点は、ペースがそこまで来ていて、改善していること。カタールでも同じことをやる」
【関連記事】
- 【ラスベガスGP】 水曜メディアデー、角田裕毅のコメント
- 角田、ラスベガスではトラブル回避で上位を狙う
- フェルスタッペンのタイトル獲得が遠のく中、戦略的岐路に立つレッドブル
- 【ラスベガスGP】タイヤ温度、長いストレート、低グリップ の難サーキット
