アストンマーティン ニューウェイが2026年にチーム代表就任へ

アストンマーティンは月曜、上層部の去就を巡る憶測を否定しつつ、新たな体制を発表した。同チームは、アンディ・コーウェルが解任されるとの報道を否定し、今後は戦略的役割に移行すると説明。また、2026年にエイドリアン・ニューウェイがチーム代表に就任することを正式に認めた。クリスチャン・ホーナーがチームを率いるとの臆測については「根拠のないもの」と一蹴した。

過去14か月にわたりCEO兼チーム代表を務めてきたコーウェルは、今後チーフ・ストラテジー・オフィサーに就任し、ローレンス・ストロール会長の直属となる。コーウェルは声明で次のように述べた。

「ワークスチーム化に向けて必要な構造改革を実行し、エイドリアンと組織全体の基盤を整えた今、役割を変える適切な時期だと判断した。ホンダ、アラムコ、バルボリンとの技術パートナーシップの最適化に取り組んでいく」

一方、現在テクニカルパートナーを統括しているニューウェイは、まず技術部門とトラックサイドの業務を管理し、2026年にチーム代表の職務を引き継ぐ予定だ。

「追加の役割を担うことを楽しみにしている。2026年に最高の状態で競争できるよう準備を進めていく」と語った。

ストロール会長は、この決定が双方合意のものであり、2026年の大幅なレギュレーション変更に向けた体制強化であると強調した。アストンマーティンはリーダー交代ではなく、組織基盤の強化を目的とした再編であることを明確にしている。

【関連記事】

• ウォルフ代表「何も当然ではない」　カタールで重要になる要素を説明
• アロンソ「路面はF1基準ではない」　ラスベガスで11位もポイント届かず
• ピレリ、2026年タイヤの方向性を発表　ドライは5種構成に縮小へ
• ラッセル「優勝は難しかった」　ステアリング問題に苦戦も繰り上がり2位に