フェルスタッペン、2025年の世界王座獲得の可能性を「50パーセント」と評価

マックス・フェルスタッペンは、最近調子を取り戻しているにもかかわらず、自身を優勝候補と位置づけることに対して慎重な姿勢を見せた。2025年F1世界選手権でのタイトル獲得の可能性について問われたオランダ人ドライバーは、現実的な見解を示した。
「50パーセントだ。獲得するか、しないかのどちらかだから。我々は本当に失うものは何もない。チームとして、これが我々の物事へのアプローチ方法だ」
長い間、レッドブルのドライバーはシーズン前半で支配的なマクラーレンと競うことができないように見えた。オスカー・ピアストリとランド・ノリスは、夏休み前の14レースで11勝を挙げ、大幅なリードを奪った。
しかし、年度後半から状況は一変した。フェルスタッペンはモンツァとバクーで突如勝利を収め、タイトル争いで自陣営を復活させた。現在のチャンピオンシップリーダーであるオスカー・ピアストリに69ポイント差をつけられている4度の世界王者は、挑戦が困難なものであることを認識しているが、シーズン終了までにあらゆる機会を活用するつもりだ。
フェルスタッペンの発言は、その率直で飾らない姿勢を示している。レッドブルはもはや優勝候補のプレッシャーを背負っていないが、最終盤の追い上げにおいて経験と安定性に賭けることができる。
「我々は、このようなサーキットでさえ、マシンに施した変更によってより競争力が増していることを確認できることを期待して、最善を尽くし、より競争力を高めようとしている。これが我々の望みだ」
シンガポールは、フェルスタッペンがキャリアの中でまだ優勝していないF1カレンダー唯一のサーキットであり続けている。ハンガリーとオランダで高いグリップを必要とする直近のサーキットで苦戦した後、フェルスタッペンは今回レッドブルのより良いパフォーマンスを期待している。
「我々はそこでは特にうまくいっていなかった[ハンガリーとオランダで]。だから、これが再び起こらないことを願っている」と彼は語った。「しかし、我々がマシンをセットアップする方法では、良くなると思うが、どの程度までかはわからない」
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