ノリス、土曜日の予選を振り返る「表彰台の可能性は低い」

マクラーレンのランド・ノリスは、チームメイトのオスカー・ピアストリが5番手、ノリス自身が4番手からスタートするという好調な予選を経て、日曜日の中国グランプリで「良い日」を迎えられることを期待している。

ノリスにとって、土曜日のトラックアクションの開始は失望的なものだった。
スプリントレースの1周目でミスを犯し、ポールポジションから後退。スプリントレースを6位で終えた。

しかし、その日の後半に行われた予選での自身のパフォーマンスを受けて、ノリスはより前向きな気持ちになったようだ。
ノリスとピアストリの両者が、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのペアを上回ってセッションを終えたのだ。

セッション後の感想を聞かれたノリスは、次のように答えた。
「正直なところ、良かったと思う。2台のフェラーリを上回るのは常にポジティブなことだし、2台のレッドブルの後ろにいるのは全く驚きではない。彼らは明らかに競争力があるし、今日の[スプリント]レースで見せたように、レッドブルはここでは別次元の存在だ」

「でも、ペースの面では僕たちにとってポジティブな日だったと思う。ただレースではフェラーリに追い抜かれる可能性が高いだろうね。アストンマーティン、そしておそらくメルセデスとの戦いになるはずだ」

「どうなるか分からないけど、今日は良い日だったと思うよ。今朝起きたことがあっても、メルセデスやアストンマーティンと比べて、ペースは悪くなかった。同じような状況だけど、レッドブルは1マイル先を行っていて、フェラーリもずっと先にいる。他のチームとは互角か、それに近いところにいて、良いレースになるはずだ」

表彰台の可能性についてノリスは、「チャンスはない」としながらも、週末を前にして予想していたよりもはるかに力強いパフォーマンスを上海で見せたチームについて前向きに語った。

「レッドブルは恐らく全員を何周も周回遅れにするだろう」とノリスは付け加えた。
「フェラーリは彼らほど速くないと思うけど、近いところにいるね」

「そうだね、驚くようなことは期待していない。週末前に苦戦すると言っていたけど、低燃料時には予想以上の仕事ができた。でも高燃料時には予想通りのことが起こって、それが苦戦した理由だと思う」

「それでもレースが楽しみだよ。良いレースができると思うし、ポイントを獲得するために戦うことができる。何かラッキーがあれば、良い日になるかもしれない」

ノリスとピアストリは、Q3終盤で数台のマシンが2番手を争う中、ともに速さを見せていた。
自身のセッションを振り返ったピアストリは、全体的にポジティブな印象を持ったようだ。

「かなり合理的で、まずまずの予選セッションだった」とピアストリは語った。
「最後のラップでは少し荒れたコーナーがあったが、全体的には満足している。今朝よりはいいね」

「明日のペースがどうなるか待ってみないとわからないけど、スタートは悪くない位置にいる。後ろには速いマシンがいるので、何ができるか見てみよう」

スプリント後にマシンに多くの変更を加えたかどうか尋ねられたピアストリは、次のように説明した。
「少しだけだよ。速く走るために何をすべきかというのはかなりシンプルだから、1つのセッションから次のセッションへとクルマを一変させるようなことはそれほどできない。少なくとも僕たちにとってはそうだ」

「あちこちに少し手を加えたけど、大きなことは何もしていない。少しは上手く走れたと思うし、タイヤを良いウィンドウに入れることができた。まずまずのセッションだったね」

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