トト・ヴォルフ「メルセデスはリアルタイムのテストを実施」
メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフは、チームがレースウィークエンド中にW15で「リアルタイムのテスト」を行っていると認めた。
メルセデスは、マシンをより安定させる解決策を見つけ出そうと努力している。
シーズン最初の3レースで、メルセデスの2人のドライバーは、リアが不安定なW15に全く満足していないことを隠していない。
このような状況の中、エンジニアたちはオーストラリアGP以降、日本グランプリでW15をより安定させるために休みなく働いてきた。
鈴鹿での週末の初めに、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンは、FP1でのW15の動きに特に満足しているように見えた。
その後は雨が2回目のフリー走行を妨げたため、メルセデスは希望していたほどのデータを集めることができなかった。
日曜日のレースでは、ジョージ・ラッセルが7位、ルイス・ハミルトンが9位でフィニッシュ。
メルセデスにとっては難しい日本グランプリだった。
メルセデスは1ストップ戦略を試みたものの、タイヤの摩耗が激しかったため最後の瞬間で方針を変更した。
レース後のインタビューで、トト・ヴォルフは、結果は期待に沿うものではないものの、メルセデスは走行するたびにリアルタイムのテストを行っていると強調し、チームにとってのポジティブな点に注目した。
「最初のスティントはひどいものだった。なぜかを分析しなければならない。その後、2番目と3番目のスティントは良かった。これがこのレースから得たポジティブな点だ」
と、トト・ヴォルフはレース後の鈴鹿で語った。
「これらは我々にとってリアルタイムのテストだ」と彼は付け加えた。
「我々は遅れをとっているが、これは過去2シーズンから抱えている問題を超えるものだ。今、我々は異なる方向性を取っており、それが起こりつつあると思う」
W15への理解がはるかに深まったかどうか尋ねられると、トト・ヴォルフは次のように答えた。
「ああ、ずっと良くなっている」
「確かに良くなっている。結果には必ずしも反映されていないが、正しい方向性を示すためのデータが多くある」
当初、ヨーロッパにとどまり、日本グランプリに帯同しないことを決めていたトト・ヴォルフ。
メルセデスが鈴鹿でマシンのテストを開始したため、大切な週末にチームと一緒にいるために直前に計画を変更した。
「テストはうまくいった。予選とレースの結果はそれを反映していないが、明確な方向性がある」
「次のレースである上海で走ることを楽しみにしている。週末の初めにもっと良いスタートが切れることを期待したい。ここ(日本)で搭載した改良コンセプトの一部が車両に搭載されるので、上海で何ができるか見てみよう」
4月19日から21日に予定されている中国GPの前に、メルセデスはコンストラクターズランキングで4位につけており、5位のアストンマーティンとは僅か1ポイント差だ。
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