トト・ヴォルフ、メルセデスのパフォーマンスについて「受け入れがたい」と語る

トト・ヴォルフは、メルセデスが2023年シーズンを低調にスタートさせたことを受けて、チーム代表の座を疑問視されることは全く問題ないと認めたが、チームは痛みの中で団結し続ける必要があると主張している。

先週末のオーストラリアGPでメルセデスはダブルリタイア(ハミルトンはエンジン故障、ラッセルはクラッシュ)という最低の結果に終わり、チームは今季3戦を終えた時点で首位のレッドブルに71ポイント差をつけられた。

メルセデスはW15に大きな期待を寄せており、 今季は昨年ジョージ・ラッセルが優勝したブラジルGP以来の優勝争いに加われると信じ、楽観的にシーズンをスタートさせた。

メルセデスの33%の株式を保有し、チーム代表を務めるヴォルフは日曜日、チームが現在耐えている苦境を考えれば、自分がチームの責任者としての将来を疑問視されても何ら問題はないだろうと認めた。

「株主として、自分は前向きで建設的な貢献をしなければならない」とヴォルフはオーストラリアGP後に自身の立場について語った。

「自分は『誰か他にもっと良い考えがあれば教えてほしい』と言う最初の一人になるだろう(名前の挙がっている後任候補についての話)、なぜなら自分はできる限り早くこのチームを立て直したいからだ。この件について喜んで話し合い、そこから何が生まれてくるか、あるいは誰がその役目を果たせるかを見ていきたい。」

「今は単に物理的な問題であって、哲学的な問題でもなければ、組織的な問題でもない」と彼は続けた。

「自分たちは2021年から2022年にかけて突然愚かになったわけではない。これまでなら理解できていたはずのクルマの挙動が、ある特定の部分で理解できていないだけだ。」

こうした困難にもかかわらず、ヴォルフはメルセデスは最終的に問題を解決すると確信している。ただし、彼は現状は「受け入れがたい」状況だと認めている。

「今の状況を楽しんでいる者は誰もいないが、チームの士気はそれを好転させるために信じられないほど強い」と彼は述べた。

「受け入れがたいことだが、冷静さと落ち着きを保つ。他チームを見ていれば、物事を正しく行えば状況がすぐに好転することがわかる。自分たちはそれを目指している。」

オーストラリアGPを終えてメルセデスはコンストラクターズチャンピオンシップで4位につけ、5位のアストンマーティンがわずか1ポイント差でせまっている。

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