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【マイアミGP】アウディ新レースディレクター、悪夢のデビュー戦を総括

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allan mcnish audi miami gp 2026 【マイアミGP】アウディ新レースディレクター、悪夢のデビュー戦を総括

2026年マイアミGPは、アウディにとって悪夢のような週末となった。ノーポイント、2度のリタイア、そして失格。新任レースディレクターのアラン・マクニッシュ氏にとってこれ以上ない厳しいデビュー戦となったが、それでも前向きな姿勢は崩さなかった。

スプリントから本戦まで続いた混乱

苦難はスプリントから始まった。ニコ・ヒュルケンベルグはスタートできず、ガブリエル・ボルトレートはエアボックスの空気圧に関する規定違反により失格処分を受けた。

そして、本戦でも流れは変わらなかった。ボルトレートは12位でポイント圏外に終わり、ヒュルケンベルグは信頼性トラブルによりわずか7周でリタイア。マイアミでのアウディは終始問題に悩まされ、1ポイントも持ち帰ることができなかった。

audi miami gp 2026
アウディ、2026年マイアミGPにて

力強いパフォーマンスを示したボルトレート

厳しい週末の中でも、マクニッシュ氏はボルトレートの走りとチーム全体の姿勢を評価した。

「全体的に私たちにとって難しい週末だった。ガビは決勝で非常に力強いパフォーマンスを見せ、いいペース、冷静さ、そしてタイミングの良いオーバーテイクで前進し、マシンのポテンシャルを示してくれた。また、特に土曜日のとても難しい状況に強い決意と集中力で対応したメカニックをはじめ、チーム全員も称賛に値する。それが私たちを前進させる精神だ」

ヒュルケンベルグに相次いだ不運

ターン1での接触からフロントウイング交換、さらに技術的トラブルによるリタイアと、不運が重なったヒュルケンベルグについても率直に振り返った。

「ニコにとっては非常にフラストレーションの溜まる週末だった。ターン1で挟まれてしまい、早い段階でフロントウイングの交換を余儀なくされた。そして残念ながら、その後の技術的トラブルによってリタイアを強いられた。スターティンググリッドの位置を考えれば、ポイント争いに十分加われていただけに、当然ながら失望の残る結果だった」

次戦での巻き返しへ

数々の問題に見舞われながらも、アウディのマシンは一部で競争力を見せた。マクニッシュ氏は得られた知見を糧に、次戦カナダGPでの巻き返しを誓っている。

「私たちの優先事項は、ポテンシャルを一貫して結果へ結びつけることだ。今週末から得た知見を持ち帰り、インターバル期間中に態勢を立て直し、モントリオールでその機会を最大限に活かせるよう準備して戻ってくる」

新体制下で迎えた初レース

マクニッシュ氏は4月、アウディの新設ポジションであるレースディレクターに就任した。チーム代表のジョナサン・ウィートリー氏が“個人的な理由”でチームを離れた後、プロジェクト責任者のマッティア・ビノット氏がチーム代表兼CEOを兼務しており、マクニッシュ氏が現場運営を支える体制となっている。今回のマイアミGPは、その新体制で迎える初のレース週末だった。

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