ニック・デ・フリース、同胞が語る”先行きの怪しい彼の未来”とは

Nyck de Vries Canada GP

現在アルファタウリF1のドライバーを務めるニック・デ・フリース、これからも彼がプレッシャーを感じ続けることはもちろん、サマーブレイク後にチームのシートをキープできるかとどうかも定かではない。レッドブルF1のヘルムート・マルコがデ・フリースに対し“イエローカード”を示してからというもの、彼はレッドブルのマネジメントやパドックからより近くで監視されていた。残念ながら、最近のレースにおける彼のパフォーマンスは上出来と言えるものではなかった。また、カナダGPでも改善が見られることはなかった。

カナダGPにおけるケビン・マグヌッセンとのバトルで、再び悪い意味での“注目”を引いてしまったデ・フリース。

「彼はマグヌッセンにスペースを与えなかった。」と語るのは、現在オランダGPの運営責任者であり元F1ドライバーのヤン・ラマース。彼はオランダメディアに対し、「そのせいで、マグヌッセンは衝突を避けるためにトラック外に出なければいけなかった。」と話した。

彼は続けて、

「その後さらに悪化した。次は普通オーバーテイクできるようなコーナーでは無かったので、彼は混乱していたのかもしれないけど、ニックはブレーキを踏むのが遅すぎた。マグヌッセンはちゃんと適切にブレーキを踏んだのに、ニックがいたから曲がれなかった。」

「レースコントロールはニックに寛大すぎたと思うよ。」と、デ・フリースのミスに対しペナルティが課されなかったことに疑問を感じたことも明らかにした。

同じオランダ出身の同胞たちもデ・フリースのF1における今後の活躍は愚か、ホームグランプリとなるオランダのザントフォールトサーキットを走ることができるかも定かではないと話している。

ラマースは、オランダGPにおいて二人のオランダ人ドライバーを迎えることができるのは本当に喜ばしいことであるが、その時までにはデ・フリースのキャリアは終わっているかもしれないと懸念を認めた。

「デ・フリースにはもっと時間が必要だ。彼はシーズンを走り切ることができるか、それは定かではない。」と話すのは、F1特派員を務めるオランダ出身のルイ・デッカー。彼は、デ・フリースの後任となる適切なドライバーは既にいるであろうと考えている。

続けて、「リアム・ローソンは今にでもスタートできる」「だからデ・フリースはもう二度とミスを犯せない」「一刻一刻と時間が迫っている」「1億円を超えるドライバーがポイントを獲得できなかったら、試合終了はすぐだ。ザンドフォールトは、サマーブレイク後すぐのレースで、チームが次の年に何をすべきか考える夏に開催される」と不安を語った。

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