レッドブル、サインツと交渉もアウディのオファーには及ばず
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトになる可能性について、カルロス・サインツ陣営と現在交渉中であることを認めた。
ヘルムート・マルコは、カルロス・サインツがすでにアウディから「非常に魅力的な」オファーを受けており、レッドブルはそれに見合うオファーはできないと強調した。
カルロス・サインツは、フェラーリが2025年からルイス・ハミルトンと契約を結んだことにより、他のチームでシートを獲得しなければならなくなってしまった。
したがって、2024年シーズン終了までフェラーリとの契約があるサインツは、レッドブルを含む他のチームとの交渉を開始。
ヘルムート・マルコは、レッドブルが実際にカルロス・サインツとの交渉を開始したかどうかを尋ねられ、次のように答えた。
「我々は彼と話をしている。彼はF1での最高のシーズンを知っている」
「しかし、彼は同時に(2026年にF1に参入する)アウディから非常に魅力的なオファーを受けている。我々はそれに合わせたり、上回ったオファーを出すことはできない」と彼は付け加えた。
カルロス・サインツ陣営とのこれらの交渉が明らかになったことで、今シーズン終了時に契約期間が満了するレッドブルのセルジオ・ペレスには、さらなるプレッシャーがかかることになる。
しかし、ペレスが今シーズン初めから良い結果を残していることを考えると、来年のレッドブルにとって結局のところ最善の選択肢ではないかと尋ねられたヘルムート・マルコは次のように答えた。
「チェコは現在、我々と一緒になって以来最高のシーズンを送っていることは間違いない」
「日本での予選のようなパフォーマンスを維持できれば、2025年のレッドブルにとって間違いなく最良の選択肢だ」
「彼はチームのために働いており、昨シーズンにセットアップの面で根本的に異なる道を歩んだことが正しくなかったことにも気づいた。今では、クルマはマックスのセットアップに近づいており、それが彼の助けになっている」
角田は本命ではない
ヘルムート・マルコは今シーズン初めから、現在Visa Cash App RBのドライバーを務める日本人の角田裕毅を絶賛している。
2025年からのペレス後任の有力候補と見なされていたものの、マルコによると角田はもはや本命ではないようだ。
「裕毅は素晴らしいシーズンの滑り出しを見せたが、もはや以前のような本命ではない」とヘルムート・マルコは付け加えた。
「まだ4レースしか走っていないので、多くは言えない。日本では接戦だったが、ダニエル(リカルド)をコントロール下に置いているのは事実だ」
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