フェラーリでのラストイヤーに意気込むサインツ、2025年は”まだ無職”とジョーク

カルロス・サインツはフェラーリでのラストシーズンでより多くの表彰台と勝利を挙げることを望んでおり、オーストラリアGPで優勝を飾ったにもかかわらず、2025年に向けては”まだ無職である”とジョークを飛ばしている。

2024年開幕前に、ルイス・ハミルトンが複数年契約で加入する来年はフェラーリでのポジションを失うことを知ったサインツにとって、2024年は波乱の幕開けとなった。
サインツは開幕戦バーレーンで表彰台に上ったものの、サウジアラビアGPでは虫垂炎のため手術が必要と診断され、欠場を余儀なくされた。

その2週間後、サインツはオーストラリアGPで見事な勝利を飾った。
レース後、『Sky Sports』のマーティン・ブランドルのインタビューに応じたサインツは、これまで浮き沈みが激しかっただけに、この勝利は特別なものに感じられると語った。
「あのレースをどれだけ誇りに思っているか想像もつかないだろう」とサインツ。

「特に、この1年が僕にとってどれだけ厳しいスタートだったかを知っているからね。」

「そして突然、手術が必要になって復帰出来るのかわからないという不安とともに戻ってきた。そして復帰して勝ったんだ。人生というのは、時に本当に素晴らしく、本当に美しいものだ。」

オーストラリアGPでのフェラーリのワン・ツーフィニッシュ:フェラーリ公式サイトより引用

2025年のシートを確保するために、この勝利は自分の才能をアピールするいい宣伝になるかと尋ねられたサインツは、次のように答えた。
「そうだね、僕はまだ来年は今のところ無職の状態だからね。」

「でも、冗談はさておき、いいマシンを与えられたら、僕はレースで戦えるんだ。自信を持っていいクルマに乗ればハッピーになれるし、今日のクルマにはとても満足しているよ。」

2023年シーズンに厳しいスタートを切ったフェラーリだが、サインツはチームの歩みに誇りを感じて来年新たな挑戦を始める前にできるだけ多くの成功をチームとともに楽しみたいと考えている。

「より構造化されたチームになっている。マシンのパフォーマンスだけでなく、レースでの走りや週末の走りなど、1年前、2年前とは比べものにならないほどしっかりとしたチームになっている。」

「この1年で一緒に作り上げた、より強固なチームを最大限に生かして、表彰台と優勝を重ね、次の目標を見つけたい。」

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