FIA会長、レッドブル代表・ホーナーの論争は「スポーツ全体に損害を与える」

Formula 1の統括団体であるFIAの会長は、Finacial Timesに対し、レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーに関する論争がスポーツに損害を与えていると語った。しかし、FIAは苦情がない限り独自の調査は行わないと述べた。

バーレーンGPを前に、FIA会長のムハンマド・ベン・スライエム氏は、コンプライアンス担当者に申し立てがあれば調査が行われるが、ホーナー氏に関連する対応は現在「先走りはしない」と話した。

「これはスポーツに損害を与える」とホーナー氏との会議後に発言し、「人道的にも損害が出ている。」と懸念を示した。

水曜日、レッドブルはホーナー氏の社員に対する不適切行為に関する申し立てを却下した。

翌日、バーレーンGPのフリー走行中に、ホーナー氏に関する証拠を含むとされるファイルがF1パドック内のほぼ200人に電子メールで送信された。

その受信者にはリバティメディア、F1、FIA、他9チーム代表、複数の報道機関が含まれていた。

ファイルは一般のメールアカウントから送られたということもあり、ファイルの正当性は未だ検証されていない。

ホーナー氏は不正行為を否定。木曜日に発表した声明で「匿名の推測についてはコメントしない」と語った。

3連覇王者のマックス・フェルスタッペンは金曜日のポールポジション争い後、ホーナー氏は「チームに完全に尽力している」としつつ、「多分(この件が原因で)少し気を取られている」とも述べた。

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