プレシーズンテスト2日目、サインツがトップタイムを記録
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたプレシーズンテスト2日目、フェラーリのカルロス・サインツがフェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールの午前中のタイムを上回るタイムを記録した。
いくつかのチームがデータ収集やハードコンパウンドでのロングランから新パッケージのプッシュへと関心を移し始める中、サインツはピレリタイヤの中で2番目に柔らかいC4タイヤで1分29秒921を記録した。
午前中のセッションでは、ターン11に位置する排水溝の蓋が浮き上がり、それにルクレールのマシンが乗ぶつかってしまうアクシデントが発生。破片を撒き散らしたことでコース検査と修復が行われ、セッションが予定よりも早く終了した。
ルクレールはこのロスタイムを取り戻すため、午後に再びフロアを交換してコースに戻り、ラップ数を伸ばした後、レッドブルのセルジオ・ペレスに0.758秒差をつけてサインツにマシンを託した。
【2024年F1プレシーズンテスト2日目 結果・タイム】
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム/タイヤ | LAPS |
1 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分29秒921/C4 | 84 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分30秒679/C3 | 129 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分31秒066/C3 | 123 |
4 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分31秒256/C3 | 52 |
5 | 3 | ダニエル・リカルド | RB | 1分31秒361/C4 | 88 |
6 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分31秒750/C3 | 54 |
7 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分32秒029/C3 | 96 |
8 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分32秒061/C3 | 78 |
9 | 77 | バルテリ・ボッタス | ザウバー | 1分32秒227/C3 | 97 |
10 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1分32秒328/C3 | 35 |
11 | 2 | ローガン・サージェント | ウイリアムズ | 1分32秒578/C4 | 117 |
12 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1分33秒053/C3 | 31 |
13 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1分33秒715/C3 | 38 |
14 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1分33秒804/C3 | 33 |
15 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分36秒611/C3 | 93 |
16 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 1分37秒509/C3 | 31 |
17 | 22 | 角田裕毅 | RB | 1分38秒074/C2 | 40 |
レッドブルは午後にフェルスタッペンを投入してペレスと交代させるつもりだったが、この混乱を受け、チームはコースタイムを最大化するため、ペレスをマシンに残したまま走らせることを選択した。
ペレスはブレーキ火災とパワーの問題によるわずかなタイムロスを除けば、100周を余裕でクリアし、レッドブルに一晩で多くのデータをもたらした。
メルセデスのステアリングを握ったルイス・ハミルトンは2024年のマシンで1日中走り込み、123周を走破。3番手タイムをマークした。
マクラーレンのランド・ノリスは4位。チームメイトのオスカー・ピアストリから引き継いだノリスは、午後にわずかな燃料システムの問題を調査するために少しタイムを落とした。
ダニエル・リカルドは5番手タイム(初日は4番手)で、ノリスから1.440秒差。
ルクレールがこの日早めに記録したベストタイムは6番手をキープするのに十分なタイムで、ランス・ストロール、エステバン・オコン、バルテリ・ボッタスがそれに続いた。
ローガン・サージェントはターン10の立ち上がりでハーフスピンを喫するなど、コース上でいくつかの問題を抱えていた。また、ウィリアムズもメカニカルな問題をいくつか抱えていたようだ。それでもサージェントは合計117周を記録してセッションを終えた。
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