ペレス、母国メキシコでの優勝という “最大の夢 “に照準を合わせる
レッドブルのセルジオ・ペレスは母国で開催されるメキシコGPで “完璧な週末 “を過ごし、母国の観衆の前で優勝トロフィーを掲げるという “最大の夢 “を達成しようとしている。
ペレスはキャリアで8回目となる地元でのレースを控えており、そのうちの1回(ブレーキトラブルでリタイアを余儀なくされた2018年)を除いて、すべての大会でトップ10圏内でフィニッシュしている。
2021年にレッドブルに加入してからのホームレースでの成績では、過去2戦で3位に入っている。優勝することを夢見ているかと聞かれたペレスは、次のように答えた。
「正気ではなくなってしまうね。」
「もちろん……それが僕の最大の夢なんだ。今は明日のプラクティス、そしてここで完璧な週末を過ごすことに集中している。」
ペレスは4月のアゼルバイジャンGPで優勝したときのようなフォームを取り戻したいと考えている。前回のオースティンGPでは、5位と好ペースを見せ、ルイス・ハミルトンが失格となったことで順位を4位に上げた。
ペレスは、マシンに乗っていてる時の気分は良くなったかと尋ねられたペレスは 「うん、間違いなく、僕たちはかなり進歩したよ。残念ながら、スプリントではポテンシャルをフルに発揮できなかったけどね。」と答えた。
「メルセデスもフェラーリもそうだった。この種のイベントではよくあることで、結局は間違った方向に進んでしまう。僕たちは本当にいい進歩を遂げたと思う。」
「オースティンでのギャップは実際よりもずっと小さかったと思う。レースではトップ5、トップ6のマシンがコンマ1秒以内、最大でもコンマ2秒以内に入っていた。スプリントでは方向性を見失ってしまったんだと思う。」
「でも、僕たちは間違いなく前進したし、理解もした。カタールの後にも言ったけど、ファクトリーに戻ってからの数日間はとても良かった。」
「そしてそこで多くのことを理解することができた。僕たちは戦いに戻ってきたと信じている。」
チーム代表のクリスチャン・ホーナーもオースティンでの結果に満足しており、その好調ぶりが今週末のレースに向けて良い “スペース “をもたらすことを期待している。
ホーナーは「レースペースも良かったし、自信につながると思うよ。彼はタフなレースを2戦経験し、今回はホームレースを前にとてもいいレースをした。これで狂気的な熱狂に包まれるメキシコに向けていい状態で臨めることを期待している。」と語った。