サインツ、レギュレーション変更に対し複雑な心境を語る
今季のレギュレーション変更により、F1は新世代のグランプリマシンを迎えることになる。ウィリアムズのカルロス・サインツは、まだ実際にコース上で新型マシンを走らせてはいないものの、最高峰カテゴリーの新時代を前に、複雑な心境を明かした。
ウィリアムズを除くライバルチームは、カタロニア・サーキットで行われたシェイクダウンテストで、すでに2026年型マシンを走らせている。一方、ウィリアムズは開発プログラムの遅れを理由に、最初の合同テストへの参加を見送った。チームは実走行よりも開発作業とシミュレーターでの検証を優先し、ライバル勢が走行距離を重ねる中、サーキットでの走行は行わなかった。
次回の合同テストも間もなく実施され、2月11日から13日にかけて、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる予定だ。ここではサインツとアレックス・アルボンが「FW48」を本格的にテストする見込みとなっている。プレシーズン準備では出遅れた形となったウィリアムズだが、サインツは新レギュレーションに対する自身の考えを語っている。
「とてもワクワクしている。完全に新しいレギュレーションになり、すべてのドライバーとチームがゼロからスタートすることになるからだ。このチャンスを活かして、自分たちの可能性を最大限に引き出したい」
また、次のような思いも明かした。
「ただ、同時に、これまでのレギュレーションでもう数年戦いたかったという気持ちもある。そうすれば、前世代マシンで培ってきた経験を活かし、チームをさらに前進させることができたはずだからだ」
だが、サインツにとって、ウィリアムズへの移籍を決断した理由のひとつも、この新時代への期待にあったという。
「チームが進んでいる方向性には大きな信頼を持っている。新しいレギュレーションのもとで、さらにいい前進ができることを期待している」
2026年シーズンの目標について問われると、サインツは慎重な姿勢を崩さなかった。
「シーズン開幕時点で明確な目標を設定するのは不可能だと思う。すべてが新しく、これまでとは大きく異なる。これは2014年以来最大のレギュレーション変更であり、もしかすると当時以上かもしれない。そうした状況でチャンピオンシップに向けた具体的な目標を掲げるのは、ほぼ不可能だ。ただし、チームが弱点を抱えている分野を改善し、前進できるよう全力を尽くすつもりだ。最も重要なのは、昨年と比べて進歩し、ポジティブな成長傾向を示すことだ」
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