フェルスタッペン移籍にブランドル氏が警告「選択肢は限られる」
レッドブルは今季ここまで苦戦を強いられており、マックス・フェルスタッペンは優勝争いに絡めていない。パドックでは移籍の可能性も取り沙汰されているが、それは簡単な話ではないとマーティン・ブランドル氏は指摘する。
フェルスタッペンは、2026年レギュレーション下で導入された新世代F1マシンに満足していないことを、これまで繰り返し口にしてきた。最大の不満点は、ドライバーがエネルギーマネジメントに多くの意識を割かなければならず、純粋にマシンの限界を引き出してラップタイムを削る走りが難しくなった点だ。
こうした見解を持つのはフェルスタッペンだけではない。多くのドライバーが同様の意見を示しており、グリッド全体でも評価は二分している。

今季、フェルスタッペンは開幕3戦終了時点でドライバーズランキング9位。最高位は開幕戦オーストラリアGPでの6位にとどまっている。
続く中国GPでは、スプリント・決勝ともにノーポイント。スプリントは9位で入賞圏に届かず、決勝レースでは45周目にマシンをピットへ戻しリタイアとなった。日本GPでも本来の速さを発揮できず、8位入賞が精一杯という状況だ。
フェルスタッペンがこの状況に長く満足するとは考えにくい。そのためパドックでは再び移籍説が浮上し、一部ではF1引退の可能性までささやかれている。

元F1ドライバーで現在は解説者を務めるブランドル氏は、レッドブルはフェルスタッペン引き留めに全力を尽くすべきだと語った。
「レッドブルは努力しなければならない。マックスは、マシンがどう機能するかを見極めたいとはっきり言っている。私の見解では、パワーユニットは非常に印象的だが、マシンは本来あるべきレベルに達していない。マイアミでは大規模なアップデートが予定されており、シーズン中盤までにチームが新レギュレーションとマシンを掌握できるかを、彼は見極めるだろう」
同時に、フェルスタッペンの移籍そのものの難しさにも言及した。
「ただ、今のチームを離れることが簡単かどうかは確信が持てない。メルセデスにはジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリという、2人の自前の育成ドライバーがいる。マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリというラインナップも強力で、両者は互いに良く調和している。フェラーリにはシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがいる。つまり、マックスのためにシートを用意するには、誰かが外れなければならない。各チームは契約で縛られている。そして、優れたドライバーを簡単に手放したくはないはずだ。もしマックスがパフォーマンスを理由に移籍するなら、現実的な候補は私が挙げた3チームに限られる」
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