ハミルトン「自力で勝ちたい」―ラッセルの発言に反論し、フェラーリ復活の理由を語る
2026年F1シーズンに入って2戦連続で2位表彰台を獲得したフェラーリのルイス・ハミルトン。バルセロナ=カタルーニャGPのパドックで、7冠チャンピオンは2025年の苦難の理由、チームへの貢献、そして前チームメイト・ジョージ・ラッセルの発言への明確な反論を語った。
「走行スタイルの問題ではなかった」―ラッセルへの反論
ラッセルは「2025年型の車の方が自分のスタイルに合っていた」と発言しており、ハミルトンについても「逆のことが言えるのではないか」という見方がパドックで広がっていた。
ハミルトンはこれを一蹴した。「いや、何人かが私の走行スタイルは去年のクルマに合っていなかったと言っているのは知っている。確かに去年は乗っていて幸せではなかった。でもそれでも、シルバーストーンのように良いレースはできていた。もし走行スタイルが一つの世代に合っていなければ、優勝なんてできない。自分は適応できただけだ。去年うまくいかなかったことがあって、今年それを変えられた」
なお、2025年のシルバーストーンでハミルトンは4位に終わり、自らも「非常に難しいレースだった」と語っていた。「良いレース」という表現はあくまでハミルトン自身の主観的評価だ。2025年は1度も表彰台に立てず、44年ぶりに表彰台なしで終えるフェラーリドライバーとなった苦しいシーズンだった。
「アントネッリが転ぶのを待ちたくない」
直近2戦で2位を続けているとはいえ、選手権リーダーのアントネッリとの差は依然として大きい。それでもハミルトンは、棚ぼたの形での逆転を望まないと明言した。
「メルセデスを倒すのは簡単ではない。自分たち自身に集中している。毎週末、改善し続けようとしている。チームとしてはまだ始まったばかりで、難しい最初の年を経てきた。ポジティブな変化を加えて、正しい方向に向かっていると思う」
「もっと前に行きたいし、もちろん巡ってくるチャンスは全て生かしたい。でも我々は勝つために存在している。それを自分たちの力で達成したい。相手のミスによってではなく、自分たちが勝ち取りたい」
「このクルマは自分が一から関わった」
2025年の車との最大の違いは、開発への関与度だとハミルトンは説明した。
「去年は引き継いだクルマで、自分が関わっていない段階で作られていた。今年のクルマには自分のインプットを入れられた。私が求めた要素があって、チームがそれに耳を傾けてくれた。それは素晴らしいことだ。いくつかの要素が重なった。F1では一つの要素だけが全てを変えることはない、常に複数の組み合わせだ」
「チームとして本当に良い協力ができるようになってきた。全員が貢献していて、私自身もさらなる改善を目指している。今年はずっと良い精神状態でスタートを切り、フィジカルコンディションも良く、アプローチも大きく改善した。これら全てが組み合わさっている」
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