2024年プレシーズンテスト、最速と最多周回数を記録したのは？
バーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間にわたって行われたF1プレシーズンテストが終了した。来週の開幕戦に向けてマシンがサーキットに戻ってくる前に、各チームが新たなマシンとどのようなパフォーマンスを見せたのか、詳しく見てみよう。
ハース
総周回数：441周
ファステストラップ：1分31秒686（ニコ・ヒュルケンベルグ）
バーレーンGPでは各日ともタイムシートの下位に沈むことが多かったが、ハースはチーム最多の走行距離を記録。ハースは2024年に向けて順位を大きく上げることは期待していないとしながらも、前年に直面したタイヤのデグラデーション問題への対策に主眼を置いている。
フェラーリ
総周回数：416周
ファステストラップ – 1分29秒921（カルロス・サインツ）
フェラーリはプレシーズンテスト中も好調だったようで、2番目に多いラップ数を記録しただけでなく、カルロス・サインツとシャルル・ルクレールがそれぞれトップで2日目と3日目を終えた。2日目のサインツのタイムはテスト全体の最速ラップとなり、ドライバーたちはチームのプログラムについて慎重かつ楽観的な見方を示した。
レッドブル
合計周回数：391周
ファステストラップ – 1分30秒679（セルジオ・ペレス）
ワールドチャンピオンのレッドブルが走行距離で上位に食い込むのは当然かもしれない。2日目にはブレーキ火災とパワートラブルによる中断があったものの、セルジオ・ペレスが1分30秒679のファステストラップを記録した。マックス・フェルスタッペンも最終日終了後にポジティブなコメントを残した。
キック・ザウバー
総周回数：379周
ファステストラップ – 1分30秒647（周 冠宇）
テスト最終日、キック・ザウバーはバルテリ・ボッタスの走行が技術的な問題で短縮されるなどのトラブルに見舞われた。それにもかかわらず、周 冠宇が85周を走行し、この日の3番手タイムを記録した。
アストンマーティン
総周回数：379周
ファステストラップ – 1分31秒159（フェルナンド・アロンソ）
アストンマーティンは合計379周でキック・ザウバーと並んだ。ファステストラップはテスト最終日の3日目にフェルナンド・アロンソが記録した。チームは2023年シーズン中の失速を受け、より一貫したパフォーマンスに着目している。
RB
総周回数：367周
ファステストラップ：1分30秒775（角田裕毅）
RBはテスト期間中、多くの注目を集め、各日ともトップ5内に入り、健全なラップ数を記録した。チームは2023年末の大幅なアップグレード後、シーズンのスタートは控えめになる可能性があると予想しているが、ダニエル・リカルドと角田裕毅はバーレーンでのパフォーマンス後、好調な様子を見せている。
メルセデス
総周回数 361周
ファステストラップ：1分30秒369（ジョージ・ラッセル）
ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのメルセデスコンビは、先代マシンで苦戦したシーズンを受けて、今回のW15について前向きなコメントを発表した。ハミルトンは、チームがテスト中に”多くの学び”を得たと述べ、それが”良い土台”になると語った。
アルピーヌ
合計周回数：334周
ファステストラップ：1分32秒061（エステバン・オコン）
アルピーヌは3日間のテストで3番目に少ないラップ数を記録し、最速タイムは2日目のエステバン・オコンが記録した。2024年にまったく新しいコンセプトを採用するチームは、まだマシンについて学んでいる段階だが、両ドライバーはテスト中の信頼性を高く評価している。
マクラーレン
総周回数：328周
ファステストラップ – 1分31秒030（オスカー・ピアストリ）
マクラーレンは2023年の厳しいスタートとは異なり、バーレーンGPの初日は好調だった。木曜日にはランド・ノリスが燃料システムの問題でタイムを落とし、金曜日にはクラッチの問題で走行が短縮されるなど、その後の数日間にはいくつかのハプニングがあった。やるべきことはあるが、チームの雰囲気は前向きだ。
ウィリアムズ
総周回数：299周
ファステストラップ – 1分30秒984（アレックス・アルボン）
もうひとつのトラブルに見舞われたチームはウィリアムズだった。2024年型マシンで新たな方向性を選択したウィリアムズは、水曜日に問題に直面し、走行が制限された。しかし、ローガン・サージェントとアレックス・アルボンはそれぞれ木曜日と金曜日に1日ステアリングを握り、より多くの周回数を記録した。
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