ウィリアムズ 、オーストラリアGPで逸した好機を嘆く
ウィリアムズのドライバー、アレックス・アルボンはオーストラリアGPを11位で終え、惜しくもポイント獲得には至らなかった。
オーストラリアのレースの週末のはじめ、アレックス・アルボンはFP1でクラッシュ。ウィリアムズには予備のシャシーがなかったため、金曜の夕方、アレックス・アルボンが、ローガン・サージェントのマシンで残りの週末をドライブすることがチームから発表され、サージェントは「犠牲」になることが明らかとなった。
FP3以降、ウィリアムズのマシンは1台だけで、メルボルンでは走行プログラムの一部、特にFP2で決勝レースに関する作業を完了できなかった。このため、アルボンはオーストラリアGPを、ロングランに関するデータのほとんどない状態で挑まなければならなかった。また、ピレリが金曜日の夜からタイヤの圧力を高めることを決定し、これがまたコース上のタイヤの摩耗に影響を与えた。
「これまで十分な燃料で本格的なレースの準備をしなかったために、我々は出遅れてしまった」とパフォーマンスディレクターのデイブ・ロブソンは日曜の午後、オーストラリアGP後に説明した。
「グリッピングは問題があるだろうとわかっていて、特にタイヤの圧力が必要に応じて高められた金曜の夜の後はさらにそうだと予想していた。しかし、私たちは問題の軽減のために十分なことが出来ず、そのことでアレックスはフロントのグリッピングとリアタイヤの劣化の板挟みになってしまった。」
「クルマもこの週末、十分なスピードを出せず、そのためにアレックスはターンでタイヤをプッシュしてタイムを得ようとし、そのことで劣化を早めて、同じようなポジションを争うはずのクルマと戦うことができなかった。」
「とても速いクルマが数多くリタイアしたレース(フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセルがリタイア)と同時に起きたというのが、さらに残念で、私たちは裕毅と8位の座を巡って戦うはずだった。」
「厳しい週末となり、残念な結果ででメルボルンを後にすることになる。」
2024年第3戦オーストラリアGPの後、ウィリアムズは依然としてポイントを獲得できていないチームの内のひとつだ。
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