チーム代表就任1年目を振り返ったボウルズ「ウィリアムズの前進は期待以上」

ウィリアムズがコンストラクターズランキングで7位に入ったことは、シーズン開幕時に予想していたよりも良かったとジェームス・ボウルズは認め、チームを率いた1年目を振り返った。

前年はコンストラクターズランキングで最下位に沈んだウィリアムズだが、2023年シーズンは新しいグラウンドエフェクト技術レギュレーションへの対応に苦戦。

しかし、今年はアルファタウリの終盤の追い上げを抑えて7位に入り、一歩前進した。先月ラスベガスで、トト・ヴォルフ、フレデリック・バスール、ザク・ブラウンの隣に座ったボウルズは、ウィリアムズのシーズンをこう振り返った。

「期待していたよりもいい結果だと思う」と、ウィリアムズが7位に入ったのは予想していたのかと聞かれたボウルズは答えた。「バーレーンでは表彰台と優勝を争うようなチームであるマクラーレンと争うことが出来ていた。」

「チャンピオンシップのトップ4が私の隣に並んでいる。そしてその背後にある現実は、今年はマクラーレンやアルファタウリなど、マシンに大きなパフォーマンスを与え、大物たちと戦い始めているチームがあるということだ。」

「私たちの願望は、これまで通り前進し続けることだ。今、ウィリアムズはポイントを取れなかった状態から、夏休み以降、ほとんどの大会でほぼポイントを獲得できる、またはそれに値するパフォーマンスを見せれるようになった。」

「つまり、12カ月前とはまったく違う状況なんだ。でも、さっきも言ったように、僕らの目標はグリッドの順位を上げ続けること。」

メルセデスのチーフ・ストラテジストを退任し、チーム代表としての初シーズンとなったボウルズは、これまでのウィリアムズでの経験について詳しく語った。「私は恵まれているよ…トトやフレッド、ザクがただここに座っているからというわけではない。」

「幸運なことに、私の周りにはこの旅路を助けてくれる人たちがいたということなんだ。トトからは多くのことを学んだ。全部が全部というわけではないし、正直言ってかなりゴミみたいなものもあるからね。しかし、この旅で私はトトから間違いなく多くのことを学んだよ。」

「いや、冗談はさておき、トトは本当に私を指導してくれて、私が知らなければならないことをたくさん教えてくれた。そして、この道で経験を積んできた仲間たちに比べて、私はまだまだ追いつかなければならないことがたくさんあるんだ。」

「この環境は、自分がこの場所を獲得し、この場所にふさわしいということを世界に示すものだ。でも、ウィリアムズが本当にトップチームに戻ろうと努力している真剣なチームであることを示すために、これからやるべきことは非常に多い。」

「そして、それは決して一人の仕事ではない。そううまくはいかない。1,000人とか800人とか、舞台裏で本当に大変な仕事をしている人たちがたくさんいて、その人たち全てのおかげで組織として今があるんだ。」

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