角田裕毅、日本の若者に刺激を与えたいと語る
先週末の鈴鹿で、角田裕毅はオーストラリアでの7位に続き、日本グランプリで10位入賞、2レース連続でポイントを獲得した。
2012年以来、日本人ドライバーが母国でポイントを獲得するのを待ち望んでいた日本のファンにとって、この結果は喜ばしいものだ。
角田裕毅はF1で4年目を迎え、2014年の小林可夢偉以来の日本人レギュラードライバーである彼は、日本グランプリのたびにファンから絶大な支持を受けている。それは2024年も例外ではなかった。
しかし、なぜF1で成功する日本人ドライバーが少ないのかと尋ねられた角田は、いくつかの理由を述べた。
「まず第一に、日本はヨーロッパから非常に遠い」と、Visa Cash App RBの角田は説明した。
「ジュニアカテゴリーではヨーロッパでレースをすることが重要だと思う。スーパーライセンス(F1をドライブするためのライセンス)を取得するためだ。そして、F1チームにできるだけ近づき、注目を集め、興味を引くためにも重要だね」
「規制や法律も少し違うと思うよ。ヨーロッパと日本では、シングルシーターのドライビングを開始できる年齢に関する規制が異なる」
「日本では16歳から始めらる。ヨーロッパでは、確か14歳から始められたはずだ。つまり、2年の差があり、これが一種の出遅れを生むことがある。だからこそ、ヨーロッパに行ってレースをし、ヨーロッパのドライバーと競争する必要があるんだ。これが少し難しくなる理由かな」
また角田は、ヨーロッパのドライバーがあまり経験しない言語の壁についても言及した。
「もちろん、言語の問題もあるよね」
「日本人はあまり英語が得意ではない人が多い。だから、うまくコミュニケーションを取ったり、例えばクルマの設定で具体的に何を求めているのかを伝えるのが難しいんだ」
「これらのことには少し時間がかかる。F3では、フリー走行が1回しかなく、すぐに予選が始まるので、最初から自信を持つ必要がある。これが物事を難しくしていると思うよ」
そして次世代の日本人ドライバーに刺激を与えたいと思っているかどうか尋ねられると、角田は次のように答えた。
「そう願っている。すでにF2で多くの日本人ドライバーが走っているのを見ている。トヨタなど、他のメーカーの日本人ドライバーもいるよね」
「多くのドライバーがヨーロッパのレースで戦い始め、可能な限り最高の機会を得ているのを見るのは良いことだと思う。また日本人ドライバーが出てくることを期待しているよ」と、来る5月11日に24歳の誕生日を迎える角田は締めくくった。
日本には重要なモータースポーツ文化がある。
ホンダはF1の複数のチームにエンジンを供給した経験があり、ホンダレーシング(HRC)の名の下に他のいくつかの競技(MotoGP、SUPER GTなど)に参加している。
また、トヨタはWRC、NASCARなどに参加している。
日本におけるシングルシーターカテゴリーであるスーパーフォーミュラについては、おそらく多くのファンが知っているだろう。
多くのヨーロッパ人ドライバーがこのカテゴリーで実力を証明してきた。
そして多くのリザーブドライバーがF1のシートを待ちながらこのカテゴリーに参加している(テオ・プルシェール、リアム・ローソン)。
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