アロンソの将来選択に影響を与えたいアストンマーティン
アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックは、2度のワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソに競争力のあるマシンを提供することで、チームがF1での将来についてアロンソの決断を左右する力を持っていると考えている。
アロンソは2024年にアストンマーティンとの契約最終年を迎える。
これまでは2025年にアストンマーティンでF1キャリアを続けるのか、それともグリッドの別のチームで続けるのか、まだわからないという姿勢を示してきた。現在42歳で、2度のワールドチャンピオンに輝いた彼は、今シーズン限りでF1から引退する可能性も示唆している。
オーストラリアGPで『Sky Sports』のインタビューに応じたマイク・クラックは、アロンソとの話し合いに関するアストンマーティンの状況について、「(サウジアラビアからの)この2週間、状況は変わっていない。」と語った。
「フェルナンドは、自分が将来どうしたいのかを決めなければならないことをみんなに明らかにしたと思う。そしてもし続けたいのであれば、まず私たちに相談すると言ってくれた。」
「今後数週間で何が起こるか見守る必要がある。話し合いはあるし、さらなる話し合いもあるだろう。さっきも言ったように、まずはフェルナンドがどうしたいのか考える時間を求めていることを尊重しなければならない。」
「彼のようなチャンピオン経験者がチームにいるのであれば、彼にその時間を与えなければならないし、その要求を尊重しなければならないと思う。」
アロンソの決断がアストンマーティンのパフォーマンスに左右されるのか、それとももっと個人的な選択になるのかについて、クラックは次のように付け加えた。
「これからのレースで彼にいいマシンを提供すれば、その決断を促すチャンスがあるかもしれない。チャンピオンたちは10位や6位、5位を目指すのではなく、とにかく勝ちたいのだ。それを可能にするマシンを2人のドライバーに提供できるかどうかは、我々次第だ。」
「実際、私たちは可能な限り最高のマシンを提供することで、彼が下す決断を可能な限り困難なものにしたい。」
日本GPを前に、アストンマーティンはコンストラクターズランキングでメルセデスに僅か1ポイント差で5位につけている。
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