アロンソ、他チームとの「差を克服する」ために開発競争の重要性を語る

フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンが「コース外でもトップ」を目指す今季、開発競争がいかに重要かを強調した。

好スタートも開発競争で敗れた昨シーズン

シルバーストンに本拠を置くアストンマーティンは、2024年の開幕戦バーレーンGPでアロンソが9位、チームメイトのランス・ストロールが10位となり、3ポイントを獲得した。

アロンソが表彰台に上った1年前のバーレーンGPとは明らかな違いがあり、2023年シーズンの序盤において、アストンマーティンのマシンはレッドブルのRB19に次ぐものとして地位を確立していた。

しかし、シーズンが進むにつれて、彼らのマシンは他のライバルたちに負けていった。マクラーレンは対照的にもっとも大きく変化し、コンストラクターズランキングでアストンマーティンを抜き去り、4位でフィニッシュした。

現時点では昨年と同様のポジション

今回のバーレーンGPでの結果を受け、アロンソは金曜日の予選で有望な結果を残したにもかかわらず、チームの順位は変わっていないと考えている。

「昨日ほど速くはなかったのは確かだと思う。」とアロンソは語った。「昨日のラップは別格で、実際の順位とは違う非現実的な予選6位という結果になった。」

「でも、チームとして現時点ではマクラーレン、レッドブル、メルセデス、フェラーリに次ぐ5番手だ。これは2023年にアブダビでフィニッシュしたのと同じ立ち位置で、2023年の順位はキープしている。」

「チャンピオンシップは長いから、この差を克服して上位に食い込む必要があり、そうなれば非常に面白い週末になるだろう。」

今年は開発競争で挽回を狙う

昨シーズンはライバルチームの開発ペースについていけなかったため、2024年におけるアストンマーティンの重要な目標のひとつとなっている。また、アロンソ自身もバーレーンGP後にはこの目標を強調している。

「昨年は非常に良いベースラインからスタートしたが、シーズン中にトップチームが行っていた進歩について行くにはチームとして力不足だった。」

「今年はそれを変えたいし、開発競争としてコースの外でもトップチームになりたい。」

また、アロンソのチームメイトであるストロールは、スタート直後のターン1でハースのニコ・ヒュルケンベルグに接触され、スピンを喫すという難しい状況から、10位でフィニッシュした。この接触により一時は19位に転落したストロールだったが、ポイント獲得圏内までリカバリーを見せた。

「ああ、確かにいいリカバリーができたけど、スタートがうまくいったから残念だ。」彼はレース後に語った。「スタートがうまくいって、いくつかポジションを上げた。なのに後ろから追突されて、集団からはじき出されてしまったよ。」

「だから10位まで挽回してポイントを獲得できたことは満足だ。」

【関連記事】

Similar Posts