ハミルトン、2024日本GP決勝に向けて興奮を語る
2024F1日本GP予選を終えたルイス・ハミルトンは、メルセデスW15のセットアップの進展に”興奮”を隠せない様子だった。
金曜日のFP1では堅実な走りを見せたメルセデスだが、土曜日はややペースが落ちたようで、ハミルトンは7番手で予選を終えた。
ハミルトンは自分のグリッドに満足はしていないとしながらも、ライバルとの差を縮めようとするチームにとって、この週末はポジティブなものだったと付け加えた。
「もちろん、7番手には満足していない。もっと上位にいた瞬間も何度かあったしね。もう少し近づくことができればと思っていたけど、そうはならなかった」
「でも、セットアップの進歩という点では、ここまでの週末の流れに満足している」
「昨年は1秒以上の差があったが、今年はコンマ7秒に縮まっている」
興奮を語ったハミルトンは、既に日曜日の決勝レースに向けて意欲満々の様子だ。
この自信は、日曜日にライバルたちのひとりと戦えるという確信につながったかと尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。
「そうだね。僕たちはかなり接近戦になると思う。予選を見ると、コンマ5秒かそれ以内–上位7人か8人だと思うけれど–はとても近いよ」
「明日のレースでは、うまくいくことを願っているし、マネージメントや戦略、ピットストップなど、あらゆる面で最大限の力を発揮して、何人か上位のドライバーを抜き去りたい」
「ワクワクしている。7番手というのは最高ではないけど、ここから頑張れるよ」
一方、チームメイトのラッセルは9番手につけ、高速コーナーが多くW15には不向きなサーキットでのベストリザルトであることを認めた。
「鈴鹿はマシンに合っていない」
「でもQ1でもQ2でも、ラップをまとめながらいい仕事ができたと思う」とラッセルはコメント。
「でも、結局のところ、マシンは他のサーキットほど競争力がなかった」
「高速サーキットは僕たちの弱点だし、それはカレンダーの性質でもある。バーレーンではもっと競争力を発揮できたはずだ」
「表面的に見れば、結果は良くない。明日のレースはまったく違うストーリーになるだろうけど、僕たちは作業を続けて、もう少し僕たちに合ったサーキットでどのようなパフォーマンスを発揮できるかを見ていくしかない」
ラッセルは日曜のレースについて、ここまでのレース展開の厳しさをどう見ているのか尋ねられて、次のように答えた。
「そうだね。少なくとも2ストップレースになると思う。ここ鈴鹿はいつもタイヤのデグラデーションが高いから、戦略のオプションがあるはずだ」
「でも結局のところ、予選はとてもタイトだったし、明日も同じような展開が予想される」
メルセデスはQ1でマクラーレンのオスカー・ピアストリの進路にラッセルを危険なタイミングで進入させたとして、スチュワードから5,000ユーロの罰金を科された。
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