クリスチャン・ホーナー、リカルドのレッドブル復帰の可能性を語る
クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドの今シーズンこれまでの成績と、現在RBのダニエル・リカルドがいつかレッドブルの上位チームに復帰する可能性について、自身の考えを述べた。
リカルドは2023年シーズン中盤に、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリ(現RB)でF1グリッドに復帰。
その復帰が手の骨折事故で一時中断されたものの、2024年も角田裕毅とともにシートを確保した。
復帰初期には将来性を感じさせるものがあったものの(メキシコでは予選4位、決勝7位)、今シーズンの最初の4戦ではリカルドは印象を残すのに苦戦している。
実際、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリア、日本ではチームメイトの角田裕毅に予選で敗れ、これらのレースでは1ポイントも獲得できていない。
対する角田は7ポイントを獲得し、パドックではリカルドの将来について話題になっていた。
最近の中国グランプリを前に、リカルドの状態について聞かれたレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは次のように語った。
「まだ、今シーズンは始まったばかりだ」
「つまり、彼のシーズンはまだ本格的に始まっていない。いくつか困難もあるだろう。ダニエルが自分でも認めているように、今年はここまで期待外れだったかもしれないが、まだ5戦目だ」
また、リカルドのレッドブルへの復帰の可能性がなくなったのか、そして昨シーズン怪我をしたリカルドの代役を務め好印象を残したリザーブドライバーのリアム・ローソンと、リカルドがRBで交代させられる可能性があるのかと質問されたクリスチャン・ホーナーは次のように述べた。
「私はダニエル次第だと思う」
「彼は私たちだけでなく、他のチームにも注目してもらえるような、人目を引く活躍を見せる必要がある」
「もちろん、リアム・ローソンのような才能あるドライバーが傍で待機しており、当然チャンスを虎視眈々と狙っているだろう。だがそれがいつ、あるいは実現するかどうかは予め決まっているわけではない」
「優先されるのは、間違いなく現在シートに座っているドライバーたちであり、その結果を見守りたい」
結果的に、リカルドは上海インターナショナルサーキットで改善された走りを見せ、新しいシャシーを使ってスプリント予選とグランプリ予選で角田のペースを上回り、スプリントでも前に出た。
しかし、レース当日のリカルドの努力(そしてシーズン初ポイント獲得への挑戦)は、セーフティーカー下でアストンマーティンのランス・ストロールに追突され、リタイアに追い込まれたことで台無しになった。
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