ルクレール「ベアマンがF1に参戦するのは時間の問題」と語る
シャルル・ルクレールはサウジアラビアGPでフェラーリのチームメイトとなったオリバー・ベアマンを称賛し、デビュー戦でポイントを獲得した彼のF1での長いキャリアは始まったばかりだと語った。
ベアマンの仕事は「とても印象的」
金曜日にフェラーリのレギュラードライバーであるカルロス・サインツが虫垂炎に見舞われた後、リザーブドライバーのベアマンがFP3からフェラーリSF-24のドライバーを務めることになった。
予選で0.036秒差でQ3進出を逃し、7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンに敗れたベアマンだが、難関のジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われた決勝レースでは確実なパフォーマンスで頭角を現し、ハミルトンとマクラーレンのランド・ノリスを抑えて7位でチェッカーを受けた。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのペアに次ぐ3位でフィニッシュしたルクレールは、ベアマンのパフォーマンスは「非常に印象的」だったと語った。
レギュラーになるのも時間の問題
ルクレールは次のように続けた。「皆も見たと思うけれど、彼が同じガレージにいて、どのように仕事をし、どのようにこの状況全体に冷静に対処しているのかを見ることができたのは、とても印象的だった。もちろん興奮もしていたけれどね。」
「でも、本当に印象的だった。彼はパドック全体に自分の能力を示したと思うし、あのようなパフォーマンスを見せた以上、彼がF1のパドックでレギュラーとして活躍するのを見るのは時間の問題だと思う。」
「だって、すべてのドライバーがFP1、FP2と走った中で、彼はFP3でF1マシンに乗り込んだ。マシンについて知らないし、サーキットはカレンダー上で最も難しいものの一つなのに、FP3で最初の3周を走れば、すぐにペースに乗り、マシンを限界までプッシュすることができる。だから、彼がすぐにあれほど速く走れたことはとても印象的だったし、彼が週末を通してとてもハッピーで、素晴らしい仕事をしてくれたのは、彼自身と同じくらい興奮したよ。」
フェラーリのパフォーマンスは改善
一方、フェラーリのパフォーマンスについては、ルクレールがこの7カ月で改善されたチームを称賛し、フェラーリがそう遠くない将来にレッドブル勢に挑戦することを誓った。
「今日はすべてを最大限に生かした」とルクレールは土曜日の夜に語った。「ミディアムの最初でもハードの最初でも、スティントの最初はずっと苦労していた。」
「ミディアムも序盤以降はペースが良かったし、ハードのほうは、最後のほうは(ペースが)良かったけど、最初のバトルで失ったものを取り戻すには遅すぎた。でも全体としてはポジティブなレースだった。」
「僕たちは正しい方向に小さなステップを踏んでいると思う。」とルクレールは語り、「この6、7カ月を振り返ってみると、僕たちは最も成長したチームだし、少しずつ差を縮めている。この差はまだかなり大きいが、この調子でやっていけば、レッドブルにもう少しプレッシャーをかけられるのも時間の問題だろう。」
フェラーリは2024年の2レースを終えてコンストラクターズランキングでレッドブルに38ポイント差をつけられており、ドライバーズランキングではルクレールが3位につけている。
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