マイケル・アンドレッティ、チームがF1グリッドにつくことを確信

Michael and Mario Andretti interview sky sports

マイケル・アンドレッティによると、プロジェクトは非常に堅実なもので、「彼らはもはやノーと言えなくなる」時が来るだろうということだ。

F1は2024年1月31日、2025年にF1に参加することを目指していたアンドレッティ・キャデラックの申請を却下したと発表した。
F1は声明の中で、11番目のチームが参加しても「それ自体ではチャンピオンシップに価値をもたらさない」と述べ、申請却下の理由を説明した。

アンドレッティの参加は昨年末にFIAによって承認されていたが、F1の商業権を保有する側は、アンドレッティが提示したプロジェクトには信頼性が欠けていると判断し、申請を却下した。

ただし、FOM(フォーミュラ1マネジメント)は2028年のアンドレッティへの門戸を開いたままにしており、ゼネラルモーターズとのパワーユニット供給に関する包括的な合意を含む申請であれば、再検討される可能性があるとしている。
ゼネラルモーターズは、2028年シーズンからパワーユニットサプライヤーになるためにFIAに登録済みだ。

FOMに却下されたにもかかわらず、アンドレッティ陣営はプロジェクトを続行しており、今週、イギリスのシルバーストーンに新しい拠点をオープンした。現在、約120人がそこで働いている。

この新しいヨーロッパ拠点の開所式で、マイケル・アンドレッティは、彼と彼の同僚たちがFOMと対話を続けていることをSky Sportsに語った。
「我々はFOMと協力し続けており、多くのものをもたらすことができることを示すつもりだ」

Andretti office Silverstone
アンドレッティの新拠点

「ゼネラルモーターズがこの団体の一員だ。彼らは我々のチームの重要な部分になるためにここに来てくれている。そして、それがどれほど重要なのかまだ理解されていないと思う」

「我々が実際に何を用意しているのかを理解してくれれば、彼ら(FOM)はもはやノーとは言えなくなるだろう」と彼は強調した。

2028年シーズン前のグリッドへの参戦の可能性はFOMによって完全に排除されたが、アンドレッティは2026年シーズンから出走する準備があると主張しており、2028年より前に自分のチームを始めることが理にかなっていると主張している。
「それが我々が今求めていることだ」

「彼ら(ゼネラルモーターズ)はエンジンを製造しており、すでに(2028年以降のメーカーリストに)登録されている。したがって、我々は2028年にエンジンを持つことになるが、そこに到達するためにチームを構築しなければならない。2028年に突然新しいエンジンを持ってチームなしで参加することは出来ない。そのためには2年かかるんだ」

ここ数ヶ月の間に、すでにF1に参加している10チームは、11番目のチームが参入する可能性について、意見を表明してきた。
特に新しい参入者が加わることで必然的に利益を追加のチームと分け合わなければならなくなるためだ。

10チームの中にはグリッドの拡大に財政的な理由から反対するチームもあった。だがマイケル・アンドレッティは再度、アンドレッティの参入がF1に大きな付加価値をもたらすことになると述べた。

「我々は収益を薄めるつもりはない。我々はそれを増やすことに貢献できると感じている。共同資金が大きくなれば、皆がより多くを分け合うことができる」とアンドレッティは付け加えた。

「一つ言えることは、ゼネラルモーターズは小さなものではないということだ。ゼネラルモーターズはF1に参戦したことがないから、彼らを我々と一緒に連れてくるのは大きな意味がある」

「我々のやり方は前例のないものであり、F1にとって非常に大きなものになると思う。特にアメリカ市場では、完全にアメリカ製の車両が、アメリカ人のオーナー、アメリカ製のエンジン、アメリカ人ドライバーと共に走ることになるからね」

「そんなことは前例がないし、まだ手付かずのアメリカ市場では、そのことでF1が爆発的に広がるのを助けることになるはずだ。」

「我々はFOMと話をして、これが双方にとってよりよいものになることを理解してもらう必要がある」とアンドレッティは締めくくった。

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