フェラーリ、鈴鹿の予選で喜びと悲しみ入り混じる


フェラーリにとって、日本グランプリ予選は喜びと悲しみ入り混じる一日となった。
カルロス・サインツは4番手獲得のパフォーマンスに満足する一方で、シャルル・ルクレールはチームメイトに追いつくのに苦労し、セッションを8番手で終えた。

フェラーリは、彼らのマシンが完全にサーキットに合わないと予想し鈴鹿に到着したため、サインツは可能な限りトップ3に近づけたことを喜んでいた。
サインツは元マクラーレンのチームメイトであるランド・ノリスと並んでグリッド2列目に並んだ。
一方、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのレッドブルはそれぞれ1位と2位でフロントローを確保した。

今週末のフェラーリのペースを考えると、4番手はレースをスタートするのに良いポジションだと思うか?と尋ねられたサインツは次のように答えた。
「そう思う。今日は全てを最大限に活用した。FP3ですでに、フェラーリが今日のトップ3を飾るのは難しいだろうと分かっていたから、トップ4で満足だ。今日はクリーンなラップを走り、自分でも非常に良いラップを走ることができた。パフォーマンスには満足している」

「残念ながら、今週末はフェラーリはレッドブルと戦うだけの優位性がなく、マクラーレンにも差をつけられている。去年に比べてここでは大幅に改善できたが、それでも僕たちの最も弱点となるコースの1つだ」

金曜日のFP2セッションで鈴鹿に雨が降ったため、ほとんどのチームがロングランをあまり行えなかったことを考えると、日曜日のレースに向けて多くのチームがロングランのデータを持っていない。
これがチャンスになるかどうかについて、サインツは『表彰台の座を争える可能性がある』と楽観的だ。

「レースではランドに少し近づいて、表彰台を争えるようになればいいと思う」とサインツはコメントした。
「レッドブルは速すぎると思うし、ランドとメルセデスが戦うことになると思うから、表彰台をめぐる興味深い戦いになるだろう。レッドブルがどうするかを見てみよう」

charles leclerc ferrari suzuka

一方、チームメイトのルクレールは自身の予選セッションに失望した後、あまりポジティブな気持ちにはなれなかったようだ。
ルクレールは、Q1で脱落を避けるために2セットのソフトタイヤを使用しなければならず、その結果、後にQ3で1回のフライングラップに頼らざるを得なくなった。

彼の努力は7番手に彼を置き、ライバルたちが2回目の走行に出て、8番手に押し下げられた。
ルクレールはチーム無線で、このラップが彼にできる「最高」のものだと言っているのが聞こえたが、その後「理解できない」と付け加えた。

予選後の問題についてさらに詳しく述べたルクレールは、状況についてこう語った。
「良くない。通常、このような予選で感覚に頼ると、かなり良いはず。でもラップタイムを見ると、大惨事だ」

「通常、マシンから得られるグリップが多い場合によくあるレースの1つだが、なぜグリップが少なくなるのか。なぜカルロスと比べてQ3まで苦労してしまうのか、明確な説明が出来ない。Q3では少し良い状態だったかもしれないが、全体的にかなり苦労した」

「オフではなく、ミスもなく、ただ遅いだけで、もちろんこれには満足していない。詳細を調べて、タイヤの何が問題だったのか、なぜグリップが期待したほど高くなかったのかを理解しようとしなければならない」

マシンが期待通りのパフォーマンスを発揮しない理由を理解しようとする点で、これまでで最も厳しい状況の1つだったかと尋ねられると、ルクレールは次のように答えた。
「いや、間違いなく自分が置かれた最も厳しい状況ではない。シーズン中に、このようなことは時々起こりうる」

「今日はそのうちの1つで、調べなければならない。通常このようなケースは、タイヤの準備に関係している。特に今年は、アウトラップで最適なタイヤの状態を得るのに少し苦労していたので、調べて理解しようしている」

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