メルセデスF1、イギリスGPでW14に次のビッグアップグレードを予定
メルセデスF1は、F1グランプリの夏休み前に2つのアップグレードを計画し、次の4レースでチャンピオンシップリーダーのレッドブルとの差を縮め続けられると期待している。
メルセデスF1は、より実りある新たな開発の方向性を切り開くことを目的として、モナコGPで大幅なアップグレードを導入した。
スペインとカナダの過去2レースで表彰台を獲得し、自信を深めたメルセデスF1だが、チーム代表のトト・ヴォルフは、2レース後の7月上旬に行われるイギリスGP(シルバーストン)でさらなるステップを計画していると語った。
「シルバーストーンにはもっと大きなものを投入する。夏のシャットダウンまでにはもう1つ投入できるはずだ。」とトト・ヴォルフは語った。
「モナコでコンセプト・アーキテクチャの一部を変更してから、学習はかなり加速している。」
「次の4レースでは、ちゃんとしたステップを踏むことができるはずだ。」
ヴォルフは、先月モナコで全開の大きなアップグレードを導入して以来、チームはパフォーマンスを向上させ続けているという。
「シミュレーションをよりよく理解し、コース上で見ているものと相関していると思う。この1年半はそれが問題だったかのでより良いことだ。」とヴォルフは付け加えた。
「風洞内で良好なパフォーマンス向上が見られている。カーが速く走るためには何が必要なのか、どんなセットアップが必要なのか、よりよく理解できるようになってきている。全体的にステップアップしている。」
メルセデスF1はライバルチームと比較して、低速コーナーでのリアグリップ不足を主な弱点の1つとして挙げている。
「昨年スタートして以来、それがカーの問題だった。」とヴォルフは語った。
「フロントは強力だが、リアはまだ後塵を拝しており、まだ十分とは言えない。」
「カナダでは、特に低速コーナーでのトラクションや安定性が不足していることがわかった。」
メルセデスF1は現在コンストラクターズ選手権で2位、レッドブルとは154ポイント差、3位のアストンマーティンとは13ポイント差となっている。
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