ノリス、スプリント予選でポールを獲得し笑顔を見せる

雨に見舞われた中国GPのスプリント予選で、マクラーレンのランド・ノリスは最終ラップに素晴らしいラップを刻んでタイムシートのトップに立ち、満面の笑みを浮かべた。

SQ2の終盤に降り出した雨はSQ3ではさらに強くなり、10人のドライバーはインターミディエイトタイヤで上海インターナショナル・サーキットを周回。

しかし、最終的にトップに立ったのはノリスで、1分57秒940を記録。
メルセデスのルイス・ハミルトンに1.2秒の差をつけ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが3番手に入った。

ノリスはセッション後にこの偉業を振り返り、次のように語った。
「まずはすごくうれしい。チーム全員に感謝している。このようなセッションに臨むときはいつもナーバスになるし、特に予選は雨が降ることがほとんどわかっていた」

「ドライでの走りには満足しているし、これまでずっといいペースで走れていたと思う。でもちょっとナーバスになってしまった。プッシュしてタイヤの温度を上げるなど、リスクを冒さなければならないコンディションなんだ」

「僕は速かったけど、フェラーリに追いつかれ続けた。最初の2周は全然うまくいかなかったけど、最後の1周はポールポジションにふさわしい走りができた」

タイヤの温度をキープし、コース上にとどまるという課題について、ノリスはこう続けた。
「3周しかない。最初の2周は両方とも中断してしまったから、『最後の1周は一か八か』って感じだった」

「何度かミスをして、アクアプレーンをし始めたので、少しナーバスになっていた。トップに立てたことはまさに望んでいたことで、いいサプライズだったし、明日に向けていいポジションを獲得できた」

前述のハミルトン、アロンソ、そして現世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンを抑えて100kmスプリントをスタートさせるノリスは、プラクティスセッション1回を終えた時点で、全員が決勝に向けてどのような位置にいるのか疑問符がつくことを認めた。

「つまり、今朝の（FP1では）いくつかの課題をこなしたし、理解しようと何周か連続して周回したんだ」とノリスは付け加えた。

「明日はまだ雨の可能性がある。でもレースは予選とはまったく違うものだから、明日はきっとみんな少しずつ追い上げてくるだろう」

「でもウエットでもドライでもペースはいいし、いいポジションにいると思う。チームはいい仕事をしてくれたし、クルマのフィーリングもいいよ」

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