オコンとガスリー、アルピーヌの正しい一歩を称賛

アルピーヌのエステバン・オコンとピエール・ガスリーは中国グランプリでのチームのパフォーマンスに勇気づけられた。
特にオコンはA524のアップグレードパッケージを走らせながら、惜しくもトップ10入りを逃した結果となった。

オコンは13番手からレースをスタート。
ポイント獲得の可能性もあったが、10番手のニコ・ヒュルケンベルグに2秒半の差をつけられて11番手でチェッカーを受けた。

オコンは上海インターナショナル・サーキットを無得点で去ることになり、アルピーヌが2024年に向けてまだスタートを切っていないことを意味する。

「嬉しくもあるけど悔しくもある。というのも、この2日間、アルピーヌ側としては本当に最大限の努力をしてきたと思うし、望んでいたような報酬は得られなかったからだ」とオコンはレース後に振り返った。

「今シーズンのベストリザルトだが、トップ10からは2秒半の差。でも、トップ10まであと2秒半というところだった。次戦からはプッシュを続けて、できればポイント圏内に入りたい」

中国でのポイント争いに近づいたことで、シーズンは始まったばかりだと感じたかと尋ねられたオコンは、次のように答えた。
「もしそうなら、(まだ)数週間かかるかもしれない。中国グランプリでもいろいろなことがあったと思うから、あまり早く結論を出さないようにしよう」

一方、予選で今季初めてQ1敗退圏を脱出したガスリーは15番手からスタートし、2つ順位を上げて13番手でレースを終えた。

上海でオコンのマシンに施されたアップデートがなければ、彼にとってより困難なイベントになることは明らかだったが、新しいパーツのパフォーマンスを見て、ガスリーは楽観的な気持ちにもなっていた。

「アップグレードがなければ、僕にとってはトリッキーな週末になるのは目に見えていた。エステバンは新しいフロアと新しいシャシーを手に入れ、それが功を奏してポイントに近づいた」

「ニコ(ヒュルケンベルグ)とは10番手まで接近し、コース上ではいいオーバーテイクといいバトルができた。まだ改善すべき点はいくつかある。最も重要なのはアップグレード作業だと思う」

「まだ競争力が十分ではないので、課題は山積みだが、少なくとも正しい方向への一歩にはなった」

オコンのマシンから送られてくるアップグレードデータ(次戦マイアミではオコン自身が走行する予定)にどれだけ注意を払っていたかと質問されたガスリーは、次のように答えた。
「2、3キロ軽くなったから(重量が)減ったし、ダウンフォースも増えた。マシンのダウンフォースポイントが増えたことで、低速、中速、高速でのグリップが向上したんだ」

「グリップが向上し、全体的に軽くなった。明らかに機能していることが確認できたのは良かった。僕としてはマイアミが楽しみだし、それで何ができるか見てみたい」

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