ラッセル、メルセデスにW15の開発をさかのぼることを提案
ジョージ・ラッセルは、シーズン序盤に苦戦を強いられている。
彼はマシンのコンセプトを変更しようとしたチームが行き過ぎてしまった可能性があると考え、メルセデスはW15の開発に関して「後戻りする」べきだと考えている。
メルセデスが今週末のマイアミでW15に改良を加える一方で、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルはスプリント予選SQ2で敗退。
早い時間に行われたスプリントレースでもポイントを獲得できなかった。
ポールポジションのマックス・フェルスタッペンに0.8秒遅れたジョージ・ラッセルは、マイアミグランプリのスターティンググリッドで7番手に、チームメイトのルイス・ハミルトンは8番手からスタートする。
チームがこのペースの欠如に対する答えを持っているかどうか尋ねられたジョージ・ラッセルは、次のように答えた。
「タイムは嘘をつかない。昨年末から行ってきた変更の一部が、(マイアミで)導入した開発要素によって過剰に補償されてしまった可能性があることは分かっている」
「今、マシンには制限があり、これは12ヶ月前に抱えていた制限とは全く異なるものだ。問題を解決するために多くの作業を行い、その方向に行き過ぎてしまった」
「改善しなければならないこと、そして素早く改善しなければならないことは分かっている。データを見ると、現在の状況になぜ陥っているのか理解できる」
「残念ながら、昨年の問題を解決するために過剰に補償し、極端から極端へと移ってしまったから、ある程度後戻りして、移行期の状況に身を置く必要があると思う」
「新しい改良がマシンに搭載されるまでに8週間かかるとき、レース1やレース2でこの問題を学習するが、次のレースですぐに改良を加えることはできない」
「風洞に戻り、設計し、デザインし、パーツを製作しなければいけない。だがそうなるとシーズンの半ばにさしかかるだろう。だからこそ、遅れを取った時に突然進歩を遂げるのは非常に難しいんだ。誰もがそれが明日であることを期待していて、僕たちもそれを望んでいるが、これがF1の現実だ」
マイアミグランプリのスタートを控えて、メルセデスチームはコンストラクターズランキングで4位につけており、5位のアストンマーティンとは12ポイント差だ。
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